〜豪華客船とイカダは、別の生き物だった〜
起業に必要なのは、
ビジョンと資金と、少しの勇気――
そう思っていた時期が、僕にもありました。
このエピソードでは、
楽天ブラジルの社長として200人規模の組織を率いてきた岡本が、
なぜスタートアップの経営で、致命的な勘違いをしていたのかを語ります。
同じ「CEO」という肩書きでも、
大企業の子会社と、スタートアップでは、
求められる資質はまったく違う。
巨大な母体というセーフティネットに守られた
「豪華客船の操縦士」と、
すべてを自分で背負う
「イカダの乗組員」。
その違いを理解しないまま起業した時、
何が起きるのか。
• 管理能力が通用しなくなった瞬間
• 「効率」では人がついてこない現実
• ハードウェアという金食い虫が突きつける恐怖
• 毎月、通帳を見るたびに背筋が凍る感覚
• 大企業で培った“優秀さ”が、一気に剥がれ落ちた日
これは、成功談ではありません。
「準備不足のまま社長になった男の、失敗の記録」です。
そして、
お金が減っていく極限状態の中で、
岡本が気づいた、
スタートアップ経営に本当に必要なものとは何だったのか。
論理だけでは、人はついてこない。
数字だけでは、会社は生き残れない。
次回、
Episode 5「心肺停止」へ。
最初の1億円が尽きるその瞬間、
経営者の脳内で何が起きるのかを語ります。