【犬が吐いても元気なら“空腹”?それだけでしょうか】
当院には、近畿だけでなく全国から皮膚や耳の治療で犬猫の患者さんが来院されます。
診察時に
「他に気になっていることはありませんか?」
とお聞きすると、よくこんなお話を伺います。
「この子、時々吐くんです。朝ごはんを食べないこともあります。
かかりつけでは“空腹ではないでしょうか。様子を見ましょう”と言われました。」
確かに、空腹性嘔吐のこともあります。
ですが、本当にそれだけでしょうか。
実際に、動物アレルギー検査センターのリンパ球検査で
食事アレルギーが陽性となり、
除去食に変更しただけで嘔吐が改善した子もいます。
また、
「その日のうちに食べれば大丈夫」と言われてきた子でも、
治療介入で明らかに改善するケースがあります。
私はよく、こうお伝えします。
歩けて話せていても、胃腸が悪い人はたくさんいますよね。
犬猫も同じです。
胃のむかつき、胸焼け、逆流感、胃もたれ。
彼らは言葉で伝えられません。
吐くタイミングや動作、姿勢などから推測し、
逆流性食道炎の薬、胃酸分泌抑制薬、消化管運動改善薬などを
組み合わせることで劇的に改善する子もいます。
「様子を見ましょう」だけではなく、
治療できる可能性がある胃腸の不調もあります。
もし、時々吐く・食べないという症状で気になっている方がいれば、
一度ご相談ください