慶応義塾大学病院 パーキンソン病センター
パーキンソン病について
About Parkinson's Disease
https://pd-center.hosp.keio.ac.jp/perkinson/
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
### 「心身健康ラジオ」要約:パーキンソン病の診断・治療・生活(後編)
今回の放送は、昨日に引き続きパーキンソン病をテーマに、慶應義塾大学病院パーキンソン病センターの情報を参照しながら、診断や治療、日常生活での注意点について専門的な知見が語られました。
#### 1. 運動合併症と「ウェアリング・オフ」現象
パーキンソン病の治療を継続する中で大きな課題となるのが、薬の効果に波が出る「運動合併症」です。
* **オンとオフ**: 薬が効いて動ける時間を「オン」、薬の効果が切れて動きにくくなる時間を「オフ」と呼びます。
* **ウェアリング・オフ現象**: 次の薬を飲む前に効果が切れてしまうこの現象と、いかに上手く付き合っていくかが治療上の重要なポイントとなります。
#### 2. 最新の診断法と検査
かつては症状のみで診断されていましたが、現在は様々な検査による精度の高い診断が可能になっています。
* **画像検査と核医学**: MIBG心筋シンチグラフィやDaTスキャンといった高度な核医学検査が活用されています。また、頭部CTやMRIは他の疾患を排除する「除外診断」のために重要です。
* **総合的な診断**: パーキンソン病は画像一つで決まるものではなく、臨床症状、画像所見、そして薬(ドパミン製剤)の効果などを総合的に判断して診断されます。
#### 3. 治療法の多様化
主軸は「ドパミンを補う薬物療法」ですが、現在はそれ以外にも多くの選択肢があります。
* **薬物療法の進化**: ドパミン製剤のほか、その効果を助けるCOMT阻害薬など、症状の進行度(早期・進行期)に合わせた細かな使い分けが行われます。
* **非運動症状への対応**: 便秘に対する下剤など、運動症状以外の困りごとに対しても個別の対症療法が行われます。
* **手術・デバイス療法**: 深部脳刺激療法(DBS)などの手術療法や、デバイスを用いた治療も普及しています。将来的な期待として、iPS細胞を用いた治療も研究が進んでいます。
#### 4. 日常生活の工夫とチーム医療
患者さんが地域でより良く過ごすためには、周囲の理解と多職種の連携が不可欠です。
* **日内変動への理解**: 薬の効果に波があるという特性(日内変動)を本人だけでなく周囲の人も理解し、サポートすることが重要です。
* **チーム医療の重要性**: 医師や看護師だけでなく、リハビリスタッフ、薬剤師、管理栄養士、心理士、ソーシャルワーカーなどが連携します。最近では「患者さんやご家族もチームの一員」と捉えるのがトレンドです。
* **公的支援の活用**: 自治体による公的支援も受けられるため、相談窓口を活用することが勧められます。
#### 結び:早めの受診を
高齢者の増加に伴い、パーキンソン病はますます身近な病気になっています。特に手足の「ふるえ」で困っている場合は、一度医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが生活の質(QOL)の維持・向上につながります。