■今回のご質問・リクエスト
「月間薬事「慢性腎不全の緩和ケア」監修」出版、おめでとうございます。個人的にはCKD治療について腎臓内科、代謝内分泌系野医師以外は得意としていない印象があります。SGLT2のジェネリックも発売されていますが、特に導入(軽度)期の薬剤選択についてのポイントや意見があればお聞きしたいです。」
この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!
(匿名でも可能です)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけおによる慢性腎臓病(CKD)治療の要点
本放送では、パーソナリティの内科医たけお氏が、リスナーからの「慢性腎臓病(CKD)治療における薬剤選択のポイントとジェネリック医薬品」という質問に対し、専門的な知見から解説しています。
SGLT2阻害薬の役割と腎保護
近年、腎保護効果で注目されているのがSGLT2阻害薬です。元々は尿から糖を排出する糖尿病治療薬として開発されましたが、現在は慢性腎臓病や慢性心不全の治療にも用いられています。ただし、すべての患者に適応となるわけではなく、病態に応じた使い分けが重要です。
薬剤選択の2大ポイント:基礎疾患と蛋白尿
たけお氏は、治療方針を決定する上で以下の2点を重視しています。
基礎疾患の特定: 腎機能低下の原因が糖尿病(糖尿病性腎症/DKD)である場合、SGLT2阻害薬の積極的な活用が検討されます。
蛋白尿の有無: 尿蛋白が多いと腎機能の低下が加速するため、腎臓の濾過装置である「糸球体」にかかる圧力を下げることが不可欠です。これにはSGLT2阻害薬に加え、RAS阻害薬(ARBやACE阻害薬)といった血圧を調整するホルモンに作用する薬剤が有効です。
高齢者への処方と副作用の注意点
薬剤の使用にあたっては、年齢や生活環境への配慮が欠かせません。
一時的な腎機能低下: 糸球体の圧力を下げる薬は、効果が出るまでに年単位の時間を要します。導入初期には一時的に数値が悪化することもあり、特に高齢者への処方は慎重な判断が求められます。
脱水リスク: SGLT2阻害薬は尿量を増やす性質があるため、夏場などは脱水症状に注意し、適切な水分摂取の指導が必要です。
ジェネリック医薬品の現状と適応の制限
SGLT2阻害薬の一つである「フォシーガ(一般名:ダパグリフロジン)」のジェネリック医薬品が登場していますが、現時点では大きな制約があります。
適応症の限定: 先発品は慢性腎臓病や心不全にも使えますが、後発品(ジェネリック)は現時点で2型糖尿病のみに適応が限られています。
保険適用のルール: 純粋な慢性腎臓病や心不全の治療として処方する場合、保険診療上は引き続き先発品を使用する必要があります。