3月から始まったインドシナ半島一周旅、ようやくスタートのタイに戻ってきました。
タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、4カ国をめぐって。いろんなことを思いました。
ゴミの問題から3億年前のペルム紀大絶滅まで
今まで全く知らなかった国が、急にほんとに身近に感じるようになりました。
忘れないように思いついたまましゃべっています😊🌏✈️
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インドシナ半島を巡る旅も、いよいよ終盤に差しかかってきました。
ラオスからタイへ戻り、あとはバンコクへ行けば、私のインドシナ半島4カ国の旅はひとつの区切りを迎えます。まるで双六で一周してスタート地点へ戻ってきたような、不思議な達成感があります。
今回巡ったのは、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムの4カ国です。
日本にいると、この国々の位置関係や違いを意識することはあまりありません。しかし実際に旅してみると、それぞれの国がまったく違う個性を持っていることに驚かされます。
私はその位置関係を説明する時によく紀伊半島に例えます。
ベトナムが三重県、ラオスが奈良県、カンボジアが和歌山県、そしてタイが大阪府。
もちろん正確な話ではありませんが、こう考えると日本人にはイメージしやすいんです。
実際に旅をしてみると、それぞれの国が本当に違う色を持っています。
ラオスは穏やかで静かです。
山々に囲まれた風景はどこか三重県の山間部を思わせます。山の形も丸く、人々もどこか丸い。
ラオスの人たちはとても優しくて控えめです。あまり多くを語らないけれど、柔らかい笑顔で迎えてくれる。そんな空気があります。
私はラオスが大好きになりました。
カンボジアもどこか似ています。
ラオスほど山深くはありませんが、人々は穏やかで控えめです。笑顔が優しく、どこか応援したくなるような国でした。
一方でベトナムはまったく違います。
とにかく元気です。
特に南部の人たちは明るくエネルギッシュで、どこか沖縄の人たちを思い出しました。
市場も街も活気にあふれ、人々の勢いを感じます。
ベトナム中部のフエやホイアンでは、日本との歴史的なつながりも感じました。
ホイアンはかつて日本人町があった港町です。
日本橋も残っていて、昔からこの地域と日本が交流していたことがよくわかります。
旅をしていて感じたのは、実際に行かなければわからないことが本当にたくさんあるということです。
言葉も違う。
お金も違う。
食べ物も違う。
街の空気も違う。
同じ東南アジアという一言では、とても語りきれません。
そして今回特に感じたのは、タイの発展でした。
私は1980年代からタイを訪れています。
当時のタイは、今とはまったく違う国でした。
街にはスモッグが立ち込め、車やサムローの音が鳴り響き、雑然としたエネルギーに満ちていました。
しかし今のタイは違います。
高架鉄道が走り、地下鉄が整備され、高層ビルが立ち並んでいます。
もはや発展途上国というイメージではありません。
日本と比べても遜色ないほど近代化しています。
物価も決して安くありません。
普通に暮らせば、日本とそれほど変わらないお金がかかります。
もちろんローカルな市場や屋台を利用すれば安く生活できますが、それでも昔の東南アジアの感覚とはずいぶん違います。
その一方で、カンボジアやラオスでは別の課題も目に入りました。
特に印象的だったのはゴミ問題です。
道路脇や川辺に大量のプラスチックごみが捨てられている光景を何度も目にしました。
昔は自然に還る素材が多かったのでしょう。
しかし今はプラスチック製品があふれています。
ゴミ回収システムが十分に整っていない地域では、それらがそのまま自然の中へ残ってしまいます。
これは個人の問題だけではなく、社会全体の仕組みの問題でもあると感じました。
またラオスでは焼き畑農業やダム建設、中国資本による開発も進んでいます。
昔ながらの暮らしと現代化の波がぶつかり合っているように見えました。
どちらが良い悪いではありません。
ただ、変化の真っ只中にいる国なのだということを感じました。
さらにラオスの山奥では、3億年前に海だった場所が隆起してできた石灰岩の山脈を見ることができました。
奇岩が連なるその景色を見ながら、私は地球の長い歴史に思いを馳せました。
サンゴや貝の死骸が積み重なり、海底が山になり、何億年という時間をかけて今の景色が生まれている。
そう考えると、人間の人生の時間など本当に一瞬です。
旅を続けていると、目の前の景色だけではなく、その土地の歴史や文化、地球そのものの時間の流れにまで意識が広がっていきます。
だから私は旅が好きなのかもしれません。
観光地を見るだけではなく、その土地に流れる空気を感じる。
人々の暮らしを知る。
歴史を学ぶ。
そして自分自身を見つめ直す。
インドシナ半島4カ国を巡る旅は、私にとって単なる観光旅行ではありませんでした。
それぞれの国の個性に触れながら、自分自身の世界の見方も少しずつ変わっていく。
そんな学びの旅だったように思います。