愛猫クリを亡くした今井令(いまいれい)
18年間ずっとそばにいてくれた大切な家族を失った悲しみは、簡単に癒えるものではありません。
深い喪失感の中、さまよう彼女がたどり着いたのは、神田の片隅にひっそりと佇む不思議な古書店「縁切堂」。
そこには人の未練や執着を断ち切るという謎めいた店主・縁切堂典清がいました。
📚今回ご紹介した作品
ハクメイさん
note大賞2026応募作品
『縁切堂の憂鬱』
https://note.com/lynx_hakumei/n/n7ea249de959f
この作品はただの現代ファンタジーではありません。
・忘れることは裏切りなのか
・前を向くことは薄情なのか
・愛した記憶は残るのか
そんな誰もが一度は抱える問いに向き合う、優しくも切ない再生の物語です。
(個人的な意見ですが私も犬たちと共に生きているので、令の気持ちに何度も胸を締め付けられました)
ペットを愛したことがある人。
大切な人との別れを経験したことがある人。
きっと心に残る作品になると思います。
ぜひ一度、読んでみてください。
ハクメイさんnote
https://note.com/lynx_hakumei
『縁切堂の憂鬱』
https://note.com/lynx_hakumei/n/n7ea249de959f
ハクメイさんX
https://x.com/lynx_hakumei?s=21&t=NchHIxib1cUFciVCEH-4JA
【歌詞】
陽だまりの窓辺で
丸くなる君を見てた
言葉なんてなくても
それだけで満たされていた
泣きながら帰る日は
そっと膝に飛び乗って
大丈夫だよとでも言うように
のどを鳴らした
季節は流れてゆくのに
時計だけが止まったまま
君のいない部屋の中で
名前ばかり呼んでいる
忘れたいわけじゃない
忘れられないだけ
君のいた日々が
私を作っているから
手放せば消えてしまうと
信じていたけれど
愛は消えないまま
胸の奥で生きている
受験の夜も冬の朝も
君はいつも隣だった
叱られてうつむく日は
誰より先に寄り添った
ふわり揺れる三毛の毛並み
緑に光るその瞳
思い出せば思い出すほど
心は痛みを増してゆく
愛は猫のかたちをしていたんだ
前を向かなきゃいけないと
みんな優しく言うけれど
悲しみまで捨てたなら
君まで遠くなる気がして
忘れたいわけじゃない
忘れられないだけ
君のいた日々が
私を支えているから
涙さえ君がくれた
大切な贈り物
今日も胸の中で
優しく息をしている
古びた本の香りの中
不思議な扉が開く
別れとは終わりなのか
それとも始まりなのか
まだ答えはわからない
だけど少しだけ
歩いてみようか
愛は猫のかたちをしていたから
忘れないままでいい
抱きしめたままでいい
君を愛した日々は
消えることなどないから
さよならは消失じゃない
形を変えた絆
緑の瞳のまま
今も私を見ている
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