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『絵本道』
〜心を磨き、本来の自分へ
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『美しい言葉が心を育てる』
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私たちは、
いつから人と
比べるようになったのでしょう。
もっと優秀な人。
もっと美しい人。
もっと豊かな人。
もっと認められている人。
気がつくと、
私たちの心は、
誰かとの比較の中で揺れ動いています。
でも、
比べる心は、
いつも少し疲れています。
誰かより上でも、
誰かより下でも、
心は休まりません。
そんな時、
一冊の絵本を思い出します。
『はなのすきなうし』
スペインの闘牛場を舞台にした、
有名な絵本です。
まわりの牛たちは、
闘うために育てられます。
強く、
勇ましく、
勝つことが求められます。
ところが、
フェルジナンドだけは違いました。
野原に咲く花が大好きでした。
花の香りに包まれながら、
静かに座っている時間が、
何より幸せでした。
そして、
ある日、
闘牛場へ連れて行かれます。
が、
戦わないという強さ。
競わないという豊かさ。
比べないという自由。
そんな生き方が、
そこにはありました。
なぜか、
チェリストのパブロ・カザルスが奏でる
『鳥の歌』
を思い出します。
平和を願い、
命の尊さを奏で続けたあの旋律。
鳥は、
誰かと競いながら歌うのでしょうか。
花は、
隣の花より美しく
咲こうとしているのでしょうか。
自然は、
比べることを知りません。
ただ、
与えられた命を、
精いっぱい生きています。
人も、
本当はそうなのではないでしょうか。
比べることをやめると、
ようやく、
風の音が聞こえてきます。
花の香りに気づきます。
鳥の歌が心に届きます。
そして、
「私は私でいい。」
そんな静かな安心が、
心の中に生まれてきます。
人生は、
誰かに勝つための
旅ではありません。
自分という命を、
大切に育てていく旅です。
フェルジナンドのように、
花の香りに微笑む時間を、
人生の中に持ちたいと思います。
その静かな心が、
やがて、
自分の周りにも、
平和を
広げていくのだと思います。
🌸note記事
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