「底は近い」は本当か──ビットワイズの安心論を、市場データで検算する回
ビットワイズCIOマット・ホーガンが7/1に出した週次メモ
「STRC, MSTR, and End-of-Cycle Dynamics」を検算します。
■ 主張
STRC急落はサイクル終盤の自然なレバレッジ解消。底は近く、秋に強気相場入り。
■ この回のスタンス
Houganを否定しません。彼の「底のサイン」枠組みは正しい。
問うのは1点だけ——その条件は、実際に満たされているのか。
■ 検算の骨子
Houganの3条件を、市場データに当てて確認:
① MSTRのNAV割れ:6/29に一度点灯した可能性を認める(ただしStrategy一社依存の指標)
市場全体の降参を映す2軸に絞ると:
② 恐怖指数(市場の気分):7/1に10まで沈み、歴史的極値を明確に点灯(7/3に22へ戻し)
③ ファンディング(実際の行動):明確な継続マイナスには未達、ショート優勢が定着せず
→ 気分は極値まで出た。だが行動がまだ追随していない。この不一致が焦点。
■ 結論
「底は近い」は、かなり筋のある仮説。恐怖という気分は確かに出た。
ただし「底を打った・降参は完了した」と受け取るには早い。
最後の確認材料であるファンディングの明確な継続マイナス化が、まだ足りない。
■ 反証条件(この見立ての外れる条件)
ファンディングが明確なマイナスへ継続転換し、価格が直近安値割れ後に反発を維持したら、
7/1の恐怖指数10は本物の降参の先触れだったと認め、本見立ては撤回する。
■ 監視フレーム
主語を権威から指標へ。気分(恐怖指数)はもう極値。次はファンディングがついてくるか。
■ 主要数値(Hougan原メモ・Strategy公式準拠)
STRC:9%→11.5%(新方針で12%)/調達105億ドル/下落100→75ドル/実効利回り15.4%
新フレームワーク:準備金向けBTC売却枠 最大12.5億ドル(配当・買い戻しにも別途売却可)
現金準備25.5億ドル(配当・利払い約17.4ヶ月分)
恐怖強欲指数:7/1に10、7/3に22(Coinglass)/ファンディング:直近プラス圏(Glassnode)
※センチメント・ファンディングの現在値は収録時点の一次データで再確認
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出典:Matt Hougan (Bitwise), "STRC, MSTR, and End-of-Cycle Dynamics" (2026/7/1)
Strategy "Digital Credit Capital Framework" press release (2026/6/29)