1.力量の高いPCITセラピスト
・Barnettらは、セラピストが指示的コーチングと応答的コーチングの両方の発言 を幅広く使用している。
・反応的コーチングが親のスキル習得を媒介し、親が次のセッションでより多くのラベル付き称賛を用いることに関連、その一方、指示的コーチング技法は次のセッションでのラベル付き称賛や行動記述の減少と関連していた。
・反応的コーチングがCDI段階の早期完了を予測する一方、治療を中断した家族は、反応的コーチング発言が少なく、スキルドリルが多かった。
→ 保護者は指示的コーチングやスキルドリルを、反応的コーチングに比べて肯定的・励みになる要素が少ないと認識している可能性。
2.セラピスト-親相互作用コーディングシステム(TPICS)
・PCITが他のペアトレと比べてた独自性と効果が高さの理由の一つはライブ(実地)コーチングを重視しセラピストによる、親が特定の子育てスキルを習得する過程を形作る点だが。すべてのコーチング発言が同等に効果的とは限らない。
・コーチングのスタイルや種類は、親のスキル発達だけでなく、治療関係や離脱の可能性にも影響を及ぼす可能性がある。
3.PCITセラピストの姿勢
・共感を示し、親の懸念を完全に受け止める。
・親には慈愛に満ちて完全に支えられていると感じる必要がある。忠実性の中での柔軟性を重視しながら、マニュアルに沿いながらも各家族の個別ニーズや目 標を念頭に置く姿勢が求められる。
・コーディングやコーチングスキルに移行する前 に、保護者の懸念を十分に評価し承認する用意を持つ
・共感的な傾聴と承認に加え、短期的・長期的な子育て目標や価値観に基づいた繊細で応答性の高いコーチングを組み合わせることで 、治療中断率の低減や、より多くの家庭における調和の実現に寄与できる人
【参考】
Amber Ufford 1,
Tali Wigod 2,*, Joy Shen 2 , Alec Miller 2 and Lata McGinn(2022)A Qualitative Analysis of Attrition in
Parent–Child Interaction Therapy,nt. J. Environ. Res.
Public Health 2022, 19, 14341