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脳の成熟と「最強のNo.2」の物語

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1.早期の脳の成熟プロセス ・神経細胞の増殖(妊娠9ヵ月頃停止)→ 神経細胞の移動 → シナプスの形成と増加 (妊娠2ヵ月頃開始,生後8ヵ月から1年で最大) → シナプスの調整(3歳頃に一応完成) ・神経細胞の軸索の髄鞘化も成熟に関係する。脳機能の発達は構造の成熟に対応し、大脳では「一次野(感覚や運動など) → 二次野(言語や認知など) → 三次(連合)野」の順に進行する。前頭葉は出生前後から青年期を通じて成熟する。一次野の基礎機能は発達が早く,二次野以上の高次機能は遅い。前頭前野の 最高次機能の発達は最も遅い。 ・幼児・児童期にシナプスが増殖し,青年期に剪定される。 ・就学前期に,前頭葉の神経細胞やシナプスは大規模に整理されて変化し(Huttenlocher 1979),前頭葉前部皮質下の髄鞘形成も成熟する(Kinney ら 1988)。 ・神経細胞の減少と軸索の増加によって、青年期には前頭葉の灰白質の減少と白質の増大が起きる。 ・発達障害(神経発達症群)は神経発生・発達上の問題をはらんでおり成熟の遅い脳領域ほどその影響は大きく,基礎機能よりも高次機能が遅滞や偏向しやすい上に加齢で低下しやすい。 ・脳領域の可塑性の高さから,高次機能は環境(例:働きかけ)で変化する可能性も高いが逆に,適切な対応を欠くと発達が歪む懸念もある。 2.遂行機能の発達 ・2歳頃から出現し(Bruner 1973), 3 歳から12歳までの間にかなり成熟する(Levinら 1991,Welsh ら 1991)。 ・多くの側面が10~12歳までに成人とほぼ同レベルになる (Becker ら 1987,Passler ら 1985)。 ・多段階(6歳,10歳,青年期)の過程を経て発達する可能性もある(Welshら 1991)。   ・小児の遂行機能がどの程度発達しているか、評価するための指標や課題は成人バージョンを流用していることが多く,言語や知的能力に限界がある低年齢や発達障害の小児への適用は厳しい。実際に遂行機能の発達研究の対象は7歳以降が多いのに対して,低年齢の小児は遂行機能の未熟に伴う行動を示し,発達障害の小児の行動上の問題は就学前からみられる。 3.遂行機能障害の症状 ・行動に計画性や一貫性がない,衝動的,行動を修正できない,行動の効率が悪い,行動が状況に左右されるなどがあるが、大人にも見られる ・遂行機能の発達や障害の理解と対応をする上で,低年齢や発達障害の小児の評価は重要である。高次脳機能の側性や局在といった空間軸ばかり見るのではなく,発達や加齢による変化という時間軸への視点も必要。 【参考】 坂爪(2021)小児の遂行機能と発達障害,高次脳機能研究 第41巻第3号 #心理学 #夜ふかしダイアリー #グループダイナミックス #脳の発達 #カートライト #大人の勉強垢 #癒やし
6日前
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