高校生の頃の私は、
源氏物語を読んでも、
「ただの浮気男の話じゃない?」
くらいにしか思っていませんでした。
でも、人生を重ねた今、同じ物語を読むと、まったく違う景色が見えてきます。
六条御息所。
朝顔の君。
葵の上。
玉鬘。
明石の君。
藤壺の宮。
紫の上。
私はずっと、彼女たちを分析しているつもりでした。
でも語れば語るほど、
「あれ? これ私じゃない?」
と気づいてしまったのです。
嫉妬したことのある私。
素直になれなかった私。
運命を受け入れながら前へ進んだ私。
期待に応えようとしてきた私。
彼女たちを見ていたつもりが、
実は、自分自身を見ていました。
だから私は何度読んでも源氏物語に飽きません。
1000年前の女性たちの物語ではなく、
今を生きる私たち自身の物語だからです。
私は、物語を通して人生を読むのが好きです。
だから源氏物語も、恋愛小説ではなく「人生を読む物語」として楽しんでいます。
あなたは、源氏物語の女性たちの中に、どんな自分を見つけますか?
ぜひ最後までお楽しみください。