※本エピソードは、科学ライター・大貫剛さんをお迎えした特別対談(全3回→全4回に変更)の【第3弾】です!
JAXAの再使用ロケット実験機「RV-X」が、能代ロケット実験場で高度約11メートルのホバーフライトと水平移動に初成功しました。日本の再使用ロケット開発は、次の段階へ進もうとしています。しかし、その前には「政策決定の遅さ」と「現場の深刻な人手不足」という大きな課題があります。
「なぜ国は、H3ロケットの後継機を再使用ロケットにすると、まだ決断できないのか?」
『銀河のウワサ話』大貫剛さん特別インタビュー第3弾では、日本の次世代ロケット戦略と、それを支える人材や生産体制の現実を掘り下げます。ロケットの打ち上げ回数を増やすには、機体を増産するだけでは足りません。製造、試験、射場運用、打ち上げ後の検証まで、すべての工程で人材が必要です。
しかし、ロケットは自動車のような大量生産品ではありません。高い品質と安全性を保ちながら、限られた予算と人員で生産能力を高める必要があります。現場が「無茶を言うな」と耳を疑うほどの過密な打ち上げ計画は、本当に実現できるのでしょうか。さらに、H3ロケットの後継機をめぐる政策判断、再使用化へ移行するための条件、技術と人材を次世代へ引き継ぐ方法について、大貫さんが解説します。
日本のロケット開発を、年に数回限りの「エベレスト登山」から、継続的に荷物を運ぶ「運送業」へ変えるには何が必要なのか。ニュースや成功映像だけでは見えにくい、日本の宇宙産業の現場と、今後5年から10年の課題に迫ります。
宇宙ビジネス、日本のロケット政策、次世代を担う人材の育成に関心がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
■ ハイライト
・RV-Xの飛行成功後、日本の再使用ロケット開発はどこへ向かうのか
・なぜH3ロケットの後継機を再使用型にすると、まだ決断できないのか
・ロケットの量産を阻む、製造現場と射場のマンパワー不足
・「手作り」と「量産」の間で生じる、コストと品質のジレンマ
・現場が「無茶を言うな」と感じる、過密な打ち上げ計画の実態
・ロケット開発を「冒険」から「持続可能な運送業」へ変える条件
・今後5年から10年で必要になる政策、人材、生産体制
・技術と経験を次世代へ引き継ぐために、日本が今すべきこと
【出演者】
Space Wave Japan パーソナリティ:
山口たかえ(Takae in Space https://x.com/TS86142)
Ayako ( https://x.com/spacewavejapan)
ゲスト:大貫 剛(おおぬき つよし)
https://x.com/ohnuki_tsuyoshi
■ ゲストプロフィール
大貫 剛(おおぬき つよし)
宇宙・航空を専門とする科学ライター。早稲田大学理工学部卒業後、東京都庁で土木技術職員として11年間勤務。宇宙開発ベンチャーを経て独立されました。現在はフリーランスとして、ロケット、宇宙船、スカイスポーツなどを中心に執筆されています。著書に『ゼロからわかる宇宙防衛』(イカロス出版)などがあります。Xでは「世界を宇宙に拡げることを仕事にしたい」と掲げ、宇宙政策に関する鋭い論評でも知られています。趣味はパラグライダーです。
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