※本エピソードは、科学ライター・大貫剛さんをお迎えした特別対談(全3回→全4回に変更)の【第4弾】です!
JAXAの再使用ロケット実証機「RVX」が、能代ロケット実験場で高度11m、水平移動16mのホバーフライト試験に見事成功しました。しかし、科学ライターの大貫剛さんは「再使用ロケットも所詮は手段(道具)に過ぎない」と指摘します。真の目的は、日本が他国の都合に左右されずに宇宙へアクセスできる自立性を確保することにあります。
「もし日本が宇宙を他国から『買う』だけの国になったら、どうなるのか?」
『銀河のウワサ話』大貫剛さん特別インタビュー第4弾では、スペースX一社への依存が生んでいる世界的な打ち上げスケジュールの停滞や、今年「航空宇宙自衛隊」へと名称が変わり、初めて独自の人工衛星を打ち上げる自衛隊における「安全保障」と国産ロケットのリアルな必要性を掘り下げます。
さらに、30年前のインターネットの黎明期や、近年のAIの劇的な台頭を例に、宇宙が安く誰でも使えるようになった未来の驚くべきスケール感について議論。日本が「GoogleやAmazon、Netflixのように、アメリカにお金を払ってサービスを使わせてもらうだけの国」にならないために、宇宙を「普通の生活や仕事に役立つ普通の産業」として市民が自分ごと化し、税金の使い道を主体的に議論していくことの重要性を語ります。
日本の宇宙開発が持つ真の価値、安全保障の未来、引退する機体を見据えた「自立性維持」の重要性に関心がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
■ ハイライト
・RVX飛行成功の先にある「ロケットは手段に過ぎない」という本質
・スペースX一社依存により、世界の衛星会社が直面している打ち上げ停滞
・「航空宇宙自衛隊」への改称と、今年打ち上がる自衛隊初の人工衛星から見る安全保障の課題
・なぜ旅客機は海外製で良くても、ロケットは「国産」でなければならないのか
・30年前のインターネットや現代のAIに学ぶ、安価な宇宙アクセスがもたらす未来
・日本が「海外にお金を払って宇宙を使わせてもらうだけの国」になるリスク
・GPS衛星「みちびき」などを通じた、宇宙開発を市民の生活に紐づく「普通の産業」にする意義
・技術と経験を引き継ぎ、税金を使うことへの理解を市民自身が議論していく重要性
【出演者】
Space Wave Japan パーソナリティ:
山口たかえ(Takae in Space https://x.com/TS86142)
Ayako ( https://x.com/spacewavejapan)
ゲスト:大貫 剛(おおぬき つよし)
https://x.com/ohnuki_tsuyoshi
■ ゲストプロフィール
大貫 剛(おおぬき つよし)
宇宙・航空を専門とする科学ライター。早稲田大学理工学部卒業後、東京都庁で土木技術職員として11年間勤務。宇宙開発ベンチャーを経て独立されました。現在はフリーランスとして、ロケット、宇宙船、スカイスポーツなどを中心に執筆されています。著書に『ゼロからわかる宇宙防衛』(イカロス出版)などがあります。Xでは「世界を宇宙に拡げることを仕事にしたい」と掲げ、宇宙政策に関する鋭い論評でも知られています。趣味はパラグライダーです。
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