「やりたいことが明確でいいですね」
活動を見て、そう言っていただくことがあります。
けれど実際の私は、「これって本当にやりたかったことやっけ」「結局、私は何がしたいんやろ」と、今もよく迷います。
興味を持って始めた活動なのに、どこまで関わるのか悩んだり、自分で決めた予定を憂うつに感じたり。読みたいと思って買った本を開けない自分に、罪悪感を抱くこともあります。
第3回では、産後1か月ごろに書いた『おれんじミモザ日記』を手がかりに、「やりたいこと」が定まらない自分についてお話ししました。
すぐに答えを出さず、分からないまま考え続ける「ネガティブ・ケイパビリティ」という考え方。
吹奏楽、手話、福祉、地域での活動。バラバラに見えていた経験が、人との出会いや言葉を通して、少しずつつながってきた感覚。
最初から明確な目標に向かって進むのではなく、目の前のことや、声をかけてくださったご縁に応えながら進む生き方も、悪くないのかもしれません。
明確な答えが出たお話ではなく、私自身もまだ迷いの途中です。
「何がしたいのか分からない」と立ち止まる夜に、「私も一緒やで」と伝えられる約12分になれば嬉しいです。