転校、子どもにとっては理不尽な出来事です。
大人が、自分の選択によって生じる変化とは異なり、転校は自分の選択ではなく、突如突き付けられます。
どんなに嫌だと反抗しても決定が覆ることはなく、その事実を前にしての無力感、絶望感は、中学生の時に経験してから30年近くたった今でも、心の傷として残っています。
幸い新天地でも良い友達関係に恵まれましたが、それでもポッカリ心に空いた穴は埋められないまま残っています。
転勤は、もうなくしてほしいです。
リモートもできることがわかったのですから、どうか親の事情で、子どもたちが理不尽な目に遭うようなことがないような世の中になることを望みます。
ただ一言加えると、あの経験を乗り越えて強い自分もできたと思うし、親も大変な中、子どもたちを守るために最大限努力してくれていたことにとても感謝しています。