少ないながらも母の遺産を相続した者として、また近い将来父の遺産(土地)を相続税を納めて引き継ぐ者として高尾先生の意見に賛同です。
私は一人っ子ゆえ相続争いはありませんが、父がお金を溜め込むのが好きで(それを自信にしていた)私は気が合わずバラバラ家族でした。あちこちの銀行で母名義の預金をしていたことが母の急逝後に判明。解約には口座の数だけ戸籍謄本が必要で、それだけで1万円ほど要し唖然としました。更に引き出した現金を父親は全て自分の口座に入れてしまい、それでは父の財産が膨らみ、将来私が支払う相続税も増え、しかも介護のことでこっちは色々と動いてる、母名義のお金は私がもらってもいいと思う、と話の通じない父ではなく、父の土地を管理・運営している不動産屋の社長に告げ、そこから父に話してもらいました。父の家も2/3は母名義で、それも私の名義に変更すれば、将来の相続の負担は軽くなる、というのもその方に教えてもらい、司法書士さんを紹介してもらって粛々と手続きをしました。
実際父は10歳の時に父親を亡くし、まだ家長制度の時代で長男ゆえ土地や財産を相続したものの、手続きは全部周りの大人がやったので、相続の大変さや必要な知識を得ることがなかったのです。
今、父の介護はプロにお任せして私は必要最低限しか関わってません。
色んなケースがあると思いますので参考までに。