ここ数日のニュースで、電子書籍の新しい規格ができたという記事を目にしました。
新規格と言っても、電子書籍のアクセシビリティという項目で「身体障害者」を対象にした読み上げ機能がJIS規格に制定されたというものです。
もちろん、これまでにもiPhoneなどでも電子書籍をシステムの音声で読み上げる機能はありした。
しかし、これが電子書籍自体が機能として持つようになったというものです。
日本が国際規格(ISO/IEC 23761)に提案して認められた。だから、それを日本てま規格化しようというものです。
この「障害者のため」というのがキーワードなのですが、しかしこれ、一般の読書家にも便利なものです。
今、本を聴くなどと言われて、声が注目されています。
iPhone: システムの声でKindleを読み上げくれますが、システム音声が窮屈で不自然なのが玉に瑕です。
Audible: プロの声で聴きやすいのが特徴です。スピードも調整でき便利です。ながら読書として、アレクサなどスピーカーから流すこともできます。
私自身は本の音声読み上げはあまり使っていません。それは、音声の読み上げ中にメモを取ったり、ハイライトしたりできないからです。
紙の本には紙の本の良い点があります。でも、読書ノートを作ったり、ハイライトした部分を再利用するには向いていません。
もちろん、電子書籍にも良い点があります。それはハイライトした部分を使ってアウトプットに再利用するのに大変に便利だからです。
では、音声読み上げの本はどうでしょう。
私は左脳型の人間なので、読書から重要な箇所を取り出してきて要約したり、アウトライン化して知識を使うのが大好きです。
しかし、電子書籍を声で読み上げることに対しては、それができません。
ですので、音声読み上げは、自分の感覚としては、まどろっこしいくて我慢ができないという感覚があります。
一方で、文字で読むのは苦手で、音声で読む本が大好きという人たちもいます。
例えば、ディスクレシアと呼ばれる読字障害を持った人たちがそれです。
本を読むことはできないが、聴くことが得意だったらどうでしょう。
1.5倍速、2倍速で読みあげるのが、想像の世界を広げていくのに最適な人たちもいます。
彼らは、左脳系とは全く違う、右脳系の読書の世界が待っているのかもしれないのです。
天才と呼ばれる人たち(イーロンマスク、トム・クルーズ、楽天の三木谷さん)は天才と呼ばれています。
知識を右脳で扱い、それをアウトプットするのはアートやクリエーション。あるいは、絵画や手書きのメモ、アウトライン、マップかもしれません。
声で読む読書の可能性が広がってきているような気がします。
#本を聴く
#読み上げ機能
#ディスクレシア
#右脳系、左脳系
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