高尾先生、このお話をしてくださりありがとうございます。
私は、「子育ての価値」が社会の中で認められていないのだと思います。人間をひとり育てることは、とても大きな大変な仕事だと思うのですが、誰でも産めば簡単に育てられると思われているのだと思います。
たしかに専門職ではないし、資格も必要ありませんが、マニュアルもなくてなかなかハードな仕事だし、社会にとっても大切な仕事のはず。
資本主義社会では、金銭的価値を指標にされて、自分の子育てで稼ぐことが出来ないから価値を考えずらいとは思いますが、子育てがキャリアの邪魔をする、自分の人生を生きられないものだという認識が広まっているのではないかと思います。
それくらい、専業主婦や子育てに専念する人は何も語れない存在になってしまっていると思います。
子育てにお金がかかるのに、稼げないのだから、なんだか矛盾も感じます。
でも、子育ては実はとてもやり甲斐もあるし自己成長もできる貴重な体験だと思います。
たまたま出産できたことに感謝して、男性でも女性でもプライドを持って子育てするべきだと思うし、社会的評価も見合うべきだと思います。価値観が変わらなければ、子どもは増えないと思います。
そして子育てしている人を尊重するだけで、子育てしていない方も子育てに貢献できていると私は思います。