新書刊行に至るまでのあれこれ(抄)16分13秒
stand.fm「よみききの世界へ」2023.6.5
拙著『物語「教育」誤訳のままで大丈夫 !?:Educationのリハビリ、あなたと試みる!』という新書です。
出版社はキーステージ21という小さな出版社で、社として初めてのSocial Pocket series新書の第1冊目として刊行されます。
版元ドットコムで書誌情報と目次が公開されていますので、ご覧いただければ幸いです。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784904933190
Amazonで「成田喜一郎」と入力すると本書がトップヒットします。
読者対象は、未来をたくさん有する中高生(小学校高学年を含む)から、多世代・他職種・職の有無にかかわらず広く市民の方々までを視野に入れた書籍です。
元々は、学校や大学の先生方や先生をめざす学生・院生に向けた書籍を考えておりましたが、
昨年4月から突然RADIO Personalityをすることになり、姿の見えない小中学生リスナーさんから高齢者リスナーまでとおたよりを交わし、番組のScript Designをする過程で、読者層を広げ、大幅に文体や用語を変え、エピソードベースの「物語」として「新書」で刊行することにいたしました。
テーマは150年に渡るEducationの訳語「教育」の呪縛を解くために、細やかなリハビリを呼びかける物語となっています。
読み物として、またここかしこに付したQRコードから関連する内容のラジオやサイトにジャンプできるよう読者の多様なニーズに応えるべく執筆・編集・音声収録して参りました。
ただエピソードの多くは、私が中学校や大学・大学院で出会ってきた中学生や学生・院生たち、学校の先生方と紡いで来たノンフィクションがベースになっています。
また、読書離れをしている若い方々、多忙・多忙感に覆われている社会人(先生方を含む)のための新しい読書法(これは自由学園での4年間、学部生や教職員の方々と開発してきた方法)なども忍び込ませております。
本書のQRコードからジャンプするラジオ(15-20分程度)の収録はすべて終わっておりますが、
現在、stand.fm「よみききの世界へ:小中学生&元小中学生といっしょに並び進めるかな」という番組はほぼ毎日のように収録・配信しています。
最近では親子リスナーさん(小6のお子さんとパパ、中2のお子さんとママ、中3のお子さんとママ)、最高齢の親子リスナーさん(87歳のお母様と55歳の娘さん)、虐待を受けてきた大学生リスナーさん、LGBTQを越えたポリアモリーの恋人同士のリスナーさんなど、これまで学校や大学でも聴くことができなかった「声(おたより)」に触れ続けています。ラジオネームという匿名性ゆえの「声」です。
時々大学教員時代や中学校教員時代の話題も取り上げていますので、15-20分程度隙間のお時間(通勤等)でお聴きくださるとうれしいです。
https://stand.fm/channels/63397af68fc92d08babaf481
本書の中にQRコードで飛べるラジオ例
「創発(emergence)」を一言で!」(2022.10.27)
https://stand.fm/episodes/6359e07747993580d9c5c543