#0092 原田ひ香『彼女の家計簿』
シングルマザーの里里(りり)は母 朋子とは疎遠にしている。
子どもの頃から母は自分に冷たいと感じていた。不倫相手の子を産んでからはなおのこと疎遠になってしまった。孫のことも可愛いとは思わないのか、祝い金を送ってきただけで会おうともしない。
そんな母から突然、古い家計簿が送られてきた。
それは五十鈴和寿という人が書いたものだ。
里里は、家計簿を読んでいくうち、五十鈴和寿とは朋子の母親、里里にとっては祖母ではないかと思い始める。
里里は当惑する。祖母は男性と駆け落ちし自殺したと聞いていたのだが?
昭和10年後半の日記も兼ねた家計簿を読むのがこんなに面白いとは。
タイトルから、軽いタッチの話かと思ったが、意外にも人生や女性の生き方など、深く考えさせられる小説だった。
ブログではこの声の書評とはちょっと違う切り口でご紹介をしています。
気が向いたら読んでくださいませ。
また、ブログには読書以外のコンテンツもあります。
よろしければ遊びに来てください。
茶々吉24時: https://ameblo.jp/ikebero/
#読書好きな人と繋がりたい
#声の書評
#原田ひ香
#彼女の家計簿
#光文社
#女性の生き方
#パーソナリティ千波留