越境する教育学のルーツを探る:大学院における研究=実践編(上)その2(42分)
2024.6.9 My Car Studioにて収録
わたくしが、教職大学院で担当した主な科目は、以下の通りである。
・カリキュラム開発の方法(With 三石初雄さん)/カリキュラムデザイン基礎(With 永田繁雄さん・赤羽寿夫さん)
・学校組織マネジメント
・教育ネットワークの構築方法
・人権教育フィールドワーク(With 永田繁雄さん)
・国際バカロレアの教授・学習と評価システム(With Shammi Dattaさん)
・教育実践創成研修(総合的な学校実習)
・教育実践創成演習(G1)
・課題研究
科目や実習を超えて、学生・院生たちとフィールドワークに出かけた。
わたくしだけではなく、院生たちがエスノグラファーになっていった。
・埼玉県立埼玉学園(児童自立支援施設・小舎夫婦制): https://ethnographymetahistory.blogspot.com/2017/04/blog-post_16.html
・東京賢治シュタイナー学校・シュタイナー学園: https://esd2005-2015.blogspot.com/2017/09/blog-post_26.html
・東京都立秋留台高等学校:
・東京都立野津田高等学校: https://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/n.pdf
・神奈川県立平塚農業高校初声分校(現在、三浦初声高等学校都市農業科): https://pedagogytocrosstheborder.blogspot.com/2014/06/minori.html
・大洗市立南中学校・南小学校:院生企画・協働エスノグラフィー集録
(院生・現職教員エスノグラファー依田真紀さんの作品集)
・大田区立大森第六中学校:院生のエスノグラフィー「初秋絶句」
(2012年寺澤満春)
・多磨全生園・国立ハンセン病資料館: https://tokinomahoroba.blogspot.com/2019/07/2012.html
(フィールドワーク前と後のコンセプトマップ)
・学校法人自由学園:2009年成田、2016年院生I.Dさん
フィールドワークを重ね、Field Notesを取り、創作叙事詩・解題を書き、やがてエスノグラフィーを書いて行った。わずかだったが、エスノグラファーになっていった院生/現職教員もいた。東京学芸大学を去り、自由学園で過ごした4年間もエスノグラフィー/創作叙事詩・解題を書き、学生たちが書き、先生方も書いて行った。
そうした研究-実践をもとに、きわめて抽象レベルの高い「教育諸理論の三層包括分類表」が改訂を重ね、Version upしていった。
吉田敦彦さんの「教育諸理論の三層包括分類」(1999)に、フィールドワークでの問いや気づきを持ち帰り、「教育諸理論の三層包括分類表(Ver.15.3)」(成田,2021:10-11)まで更新されてきた。その更新履歴を参照されたい。
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2019/08/19992019.html
*写真は、筆者。ある雑誌の費用紙に載ったイラスト。
当時はかなりふっくらしていた。