「なまえのないあさ」
山の端が少し明るくなった
もうすぐ夜が明ける
野菜ジュースを飲んで
バナナを一本
運動靴を履いて
首にタオルを巻いて
デッキであちこち
ストレッチをしているうちに
雲が輝き始めた
真紅の日もある
黄金色の日もある
空はガラス玉のような蒼さで
東を向いた家々の窓も
それぞれ
空と雲を映して眩しいほどだ
さあ陽の出る方へ
これから
どんな美しい一日が始まるのだろう
天と地の間には
何者でもないわたしが ひとり
歩いているだけだ
高鳴る胸
空に手を伸ばして
ぐるぐる回って
雲の上に飛び上がって
朝陽にむかって滑空する
みて
わたしはただのいのち
うつくしい いのち
それいじょうでも
それいかでもない
きょうをいきゆく
なまえのない いのち
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