「役に立つ」範囲をどこまでと考えるか次第ですね。すべては無駄だし、当時に無駄じゃないことなんか世の中にないし、です。
そこに知能検査要るか?
は最初の頃たくさん言われました。確かに要らなかったかも知れません。しかし大量に知能検査をした結果、もう知能検査しなくてもどんな感じの人がIQどのくらいかとかだいたい分かるようになりましたし、あの感じの人はああ見えて意外とIQ高いとか、このくらいのIQでも東大入れる場合あるのか、とか、こんなにIQ高くても興味関心がズレるとこんなに低学歴になるのか、とか、いろんな発見が出来ました。あれをやったのとやらないのとで臨床の診断力はかなり違ったと思います。
その場ではその患者には役に立ってなくても、10年後の僕の患者の診断に大きく役立ってる。そういうことも多々あります。