1.世界は”精神のつづれ織り“
・人は本来、無意味である世界に何かと意味を求め、住みごこちをよくしようとする。
・周囲にある無限の要素を組み合わせ意味のシステムを出現させる。
・世界とは「Aというものであり、Aでなければならない」と思い込んでいる。
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【世界を選択して認識している】
ひるがえせば世界の内容をまったくつくり変えてしまうことも可能。
「ノーマルな状態は一つのウソ」であり、きわめて恣意的なもの
2.カスタネダの語り
サム・キーンのインタビューに
「ヨーロッパでは、世界は主に目がこころに伝えるものによってつくり上げられている。呪術では、身体全体が世界の受容器( p e r c e p t o r ) として使われる。」
3.ドン・ファンの語り
・この世界(宇宙)には、他の諸要素と結合して合理的な全体をつくることのできないようなものも存在することを念頭におかなければならず、呪術師の方法を突破口として、世界のありさまをあるがまま把握できるように努めねばならない
・「子どもと接する大人は皆たえまなく世界を描写する教師であり、その子が描かれたとおりに 世界を知覚できるようになるまで、その役目を果たし続けるのだと言っていた
・非日常的現実の状態こそ実際的な学習の唯一の形であり、力を獲得する唯一の方法であると確信している。
・「なにもかもが不確実だったら、永久につま先で立っているように、いつまでも油断せずにいるさ。わしらは、なんでも知っているというように振舞うよりは、どのヤブにウサギがかくれているかを知らない方がずっとすばらしいさ」
4.「世界を止める」とは
・ドン・ファンの唱えた世界のとらえ方のテクニックであり、比喩的表現。「日常のリアリティ」が変えられてしまう意識状態のこと
・人が自身の内外で絶え間なく守っている日常と言うルールは安心と、生の阻害の両面を持つ。
・日常のラベル(解釈の流れ)を通さずに物事を見る
※ これを身につけるために幻覚植物によってカスタネダの意識状態を強制的に変化させようとした。
※ 岩陰に"死“を見るようカスタネダを誘導した
【参考文献】
植島(1981)カスタネダと宗教学,関西大学学術リポジトリ31(2)11
【ベストコメント】
イケボと(*´Д`)ハァハァしか出てないよ
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