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【脳の回復と慣れのジレンマ】神経心理学的評価の核心

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認知症や高次脳機能障害に対して薬物療法やリハビリテーションが積極的に行われており、その効果判定に神経心理学的評価の重要性が高まっている。 実施のタイミングと反復実施による学習効果のコントロールをする必要がある 回復や治療効果の評価の課題 ・受傷直後の神経心理学的検査結果は、その後の治療方針やリハビリテーションプログラムを作成する上では有効だが、退院後の就労支援や損害賠償の根拠資料の利用には不適切 ・1380人が対象となったメタアナリシスでは、認知機能の回復は6~18か月で一応のプラトー(成長のピーク)に達するがその後も続くことが見出されている。 ↓ どの段階で評価するのが適切かは示されていない 知能検査の課題 1.検査の反復実施に伴う配慮 短期間での検査の反復実施が必要な場合も多いが、本当の認知機能の変動を評価するためには、測定誤差や同じ検査を繰り返すことによって結果が向上してしまわないようにしなければならない。 2.練習効果 ・検査課題に使われる刺激材料が意識的、無意識的に記憶されてしまう。 ・解放の規則や方略が獲得されてしまう。 ・速度要因が強い検査 ・不慣れ、もしくは稀にしか行わない反応が要求される検査 ・答えが一つしかない検査の中でも答えを導き出すまでに検査のコンセプトがつかみにくいもの ・1年以上の間隔をあけることが推奨されているが、それで練習効果が排除される根拠もない。(頭部外傷患者と健常者に、それぞれ1年以上間隔をあけてWAIS‐Rあけたが、どちらにも練習効果が出てしまった。) ・脳損傷患者では同じ課題を繰り返しても練習効果が生じなかったり、生じたとしても健常者ほどでない。練習効果は研究や知見ではやっかいな問題だが、臨床的にはそれ自体も有効な情報源となりうることがある。 3.知能検査の練習効果のコントロール方法 ①代替課題の使用 難易度の等しい課題や、刺激セットを複数用意して施行ごとに交換する方法。 記憶検査などでは、刺激材料が成績に影響を与える可能性が高いため複数の刺激セットがあらかじめ用意されるようになった。また代替課題の開発も試みられているが、同程度の難易度の課題を作るのは難しく多くは用意できない。また規則や方略の獲得により練習効果が生じることがある。 ②統計的な基準の使用 反復測定における標準誤差を基準にして誤差範囲を設定し、それを超える変化が生じた場合に実質上の成績の変化が生じたと判断する方法。 Reliabele change index,minimal detectable change;最小可検変化量 ③二重ベースライン法 1回目と二回目の検定間で最も練習効果が生じやすい。介入操作を導入する前に2回目のプレテストを行い2回目の成績をベースラインとして介入後の成績と比較する。 健常者の反復実施の基準データがあれば、被験者とのデータ比較ができるが、日本では困難。 【参考】 山下(2017)心理学者から見た神経心理学的評価,認知神経科学Vol.19 No.3/4 【マスターのおごり一杯】 あきねさん「呉さんのように想いもチカラ(立場)も行動力もある人のおかげで今がある」| ブラックルシアン | ウォッカとコーヒーリキュールの濃厚でビターな味わい | #認知症 #高次脳機能障害 #神経心理学的評価 #知能検査 #練習効果 #学習効果のコントロール #評価のタイミング #リハビリテーション #薬物療法 #回復期 #プラトー #WAIS-R #代替課題 #統計的基準 #RCI #MDC #二重ベースライン法 #心理学 #認知神経科学 #臨床心理学
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