1.場面緘黙児の傾向
・新奇場面で不安・緊張が高くなり、発話が抑制されやすい(Bergman, 2013)
・家では話せるのに、特定の場面で(学校・園・人前)で声が出ない。恥ずかしがり屋ではなく、話したくても声が出ない
・注目されることや声を聴かれることへの強い不安が背景にある
・2~5歳ころの発症が多い
・単一の原因は特定されておらず、緊張しやすさや慎重さや、環境変化や否定された経験、注目されることへの恐れなど複数の要因と考えられている。
・社交不安,うつ,などの併発や、神経発達症の二次障害として表れることもある
2.刺激フェイディング法 (stimulus fading)
・場面緘黙 (selective mutism) のある子どもの行動的介入
・中核的技法として用いられることが多い
・対象児が話すことができる場面の刺激 (発話関連刺激) と話せなくなる刺激 (緘黙関連刺激)をfading-in及びfading outしながら、話せなかった場面でも徐々に話 せるようにしていく方法(園山, 1992)。
3.標準化された場面緘黙児の心理治療法(Bergman 2013)
・カリフォルニア大学ロサンゼルス校の小児期強迫性障害・不安障害・ チック障害プログラム (UCLA Childhood OCD, Anxiety, and Tic Disorders Program)の一部
・主に4 歳から8歳までの場面緘黙児
・全20 セッションで構成
・原則として週1セッション60分、24週間行う (最後の2 セッションは2週間隔)。
・心理治療導入期は刺激フェイディング法を用いたラポート形成に主眼を置く
・治療者とのラポートが形成された後に段階的エクスポージャーを用いてクリニック内でのエクスポージャー練習及び家庭や学校での練習課題を徐々に導入する
・クリニックの治療室における第1セッションや第2セッションは治療への導入とラポール 形成を図るために刺激フェイディング法をスモールステップで時間をかけて実施し、家庭場面と同様に治療室でも発話が生起するようにしている。
・具体的には、治療室での子どもの不安を軽減し安心感を高めるために、最初は子どもと両親だけを治療室に残して遊ばせる設定から始め、徐々にセラピストがその場面に入り込む (fading-in)
しかし、どのような刺激が発話や緘黙に影響を及ぼすかの実証的データは示されていない。
【参考文献】
趙・河内山・園山(2019)場面緘黙を示す幼児に対するクリニック型行動的介入の初期段階における刺激フェイディング法及び随伴性マネジメントの適用,障害科学研究,43
【マスターのおごり一杯】
ゆきさん「yarisugisakusyuuuu★★★」 スコッチ | スモーキーでドライ、地域によって個性が強い
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