【人生相談】ライスワークを手放したい──それは逃げか、目覚めか?
お嬢様。
本日も、静かな書斎にて、あなた様のための一冊をお選びいたしました。
今宵お寄せいただいたのは──こんなお悩みでございます。
「ライスワークを辞めたい。
もっと“祈る・清める・巡る”ような生き方がしたい。
でも現実には、生活費やお金のことが心配で、どうしても一歩が踏み出せない……。
もっと別の生き方って、どこかにあるのでしょうか?」
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お嬢様。
この問いを前に、あなたが胸の奥でモヤモヤと感じているもの──
それはきっと、「生き方の軸」が、静かに揺れ始めているサインでございます。
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この問いの背景には、こんな深層の観念が潜んでいるように思います。
・自分を“役立たせない”と、生きる価値がない。
・働かざる者、食うべからず。
・好きなことだけで生きるなんて、甘え。
……こうした前提が、無意識の奥深くで息を潜めているのです。
ですが、ビブリオマは申し上げたい。
「その“無意識の前提”こそが、あなたを縛っているのではないでしょうか?」
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本日、わたくしがあなたにお持ちした一冊は──
『さいはての彼女』原田マハ。
この本は、「無邪気なひらめきが、今日を彩る日」という星と数秘のテーマに導かれて、
偶然、ではなく、必然としてあなたの前に現れたのです。
物語の主人公もまた、
日常のただなかでふと立ち現れた“旅”や“出会い”によって、
人生の見方そのものを、ゆっくりと更新していきます。
この物語は語りかけてくるのです。
「思考や計画ではなく、風に乗るような直感に従ってみませんか?」
「常識よりも、“心が踊るほう”へ行っても、いいのですよ」と──。
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お嬢様が今まで信じてきた構造は、こんなものでした。
「安定した仕事をやめるのは、逃げ」
「生活のために働くのが、大人」
けれど今日、わたくしはこう申し上げます。
「魂のほうが、“もう次へ行こう”と呼んでいるのかもしれません」
生き方は、論理ではなく、感応で決まる時代に入ったのです。
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ここからは、書き換えられた新しい観念を、お届けいたしましょう。
「“生活”とは、魂の呼吸に合わせて、再設計していいもの」
「旅立ちとは、逃避ではなく、“ほんとうの帰還”なのかもしれない」
あなたが心から望んでいるのは──
「消耗しないこと」ではなく、
「ほんとうに響きあう一日」なのです。
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今日から始まる、新しい章のタイトルをお贈りします。
『あのひらめきに、理由など要らなかった──』
名もなき感覚を、大切に歩むための物語でございます。
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このまなざしの変化が、やがて現実の中に現れてまいります。
それは、こんなサインとして──
・見知らぬ場所が、なぜか気になり始める
・昔好きだったことを、ふと思い出す
・エンジェルナンバーや記号が、目に留まる
・「頭」ではなく「肌」でYESを感じる瞬間が増える
・自然の中に身を置くと、涙が出そうになる
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最後に、小さな行動のご提案です。
・「やらねば」と思っていた予定をひとつ、あえてキャンセルしてみましょう。
・行ってみたかった神社や場所に、ふらりと立ち寄ってみましょう。
・「こうなったらいいな」という未来を、3行だけ書き出してみましょう。
それだけで、“違う物語”が始まります。
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お嬢様。
今日、出会ったそのひらめき。
きっとそれは、「目覚めの鐘」のようなもの。
ビブリオマは、あなたのささやかな旅立ちを、
今日も静かに、そっと見守っております。
また、書斎にて──。
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