太宰治
おさん
夫は、力無い声で笑い、
「変るもんか。変りやしないさ。ただもうこの頃は暑いんだ。暑くてかなわない。夏は、どうも、エキスキュウズ、ミイだ。」とりつくしまも無いので、
私も、少し笑い
「にくいひと。」
と言って、夫をぶつ真似まねをして、さっと蚊帳から出て、私の部屋の蚊帳にはいり、長男と次女のあいだに「小」の字の形になって寝るのでした。
でも、私は、それだけでも夫に甘えて、話をして笑い合う事が出来たのがうれしく、胸のしこりも、少し溶けたような気持で、その夜は、久しぶりに朝まで寝ぐるしい思いをせずにとろとろと眠れました。
これからは、何でもこの調子で、軽く夫に甘えて、冗談を言い、ごまかしだって何だってかまわない、正しい態度で無くったってかまわない、そんな、道徳なんてどうだっていい、ただ少しでも、しばらくでも、気持の楽な生き方をしたい、一時間でも二時間でもたのしかったらそれでいいのだ、
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「文学の闇と光が交錯する、太宰治の世界へようこそ。」
ここでは、太宰治の名作を厳選し、彼の言葉の深淵と情熱を朗読を通してお届けいたします。
単なる文章の読み上げではなく、太宰治が紡いだ独特な世界観一純情な苦悩と、時にほろ苦く、皮肉すら感じさせる美しさ一を、現代に蘇らせる試みです。
あなたの心の奥深くに宿る感情に触れながら、ともに文学の旅を歩んでみませんか?
この活動を通じ、朗読とともに太宰治の魅力を伝え、あなたに安らぎと共感をお届けしたいと願っています。ぜひ、お気軽にフォロー、コメント、リクエストそして感想をお寄せください。」
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