思考力改善ドリル: 批判的思考から科学的思考へ/植原亮【読書ノート】
【思考停止回避】SNS・ニュースで騙されないための「頭の筋トレ」🤯
出典/セイスケくん: https://note.com/futen_seisuke/n/n8fea24db2438
みんな、ちゃんと考えてるつもりでも、実は脳の『自動運転』にヤラれてない?
私たち、普段の判断のほとんどを、速くてベンリな「直観システム」(システム1)に頼りがち。これ、時間がかからない代わりに、「思考の落とし穴」(バイアス)を作りやすいんだ。
マジでわかりみ深い、思考の罠3選と、その回避術をシェア。
1. ニュースで煽られすぎワロタ?
「ヤバい事件が連続で起きてる!」ってニュースを見たとき、「自分の住んでる地域も危ないかも」ってすぐ思わない?
→ それ、利用可能性バイアスかも。
メディアが取り上げる出来事ほど印象に強く残るから、実際より頻繁に起きてるって錯覚するんだ。
🔥 対策: 報道のインパクトじゃなく、「過去10年の地域別発生件数」みたいな基礎データや母集団をチェックして立ち止まろう。
2. 「これやったから成功した」は怪しい
誰かが「この健康法で成績が上がった!」って言ってるのを聞いたとき、すぐ信じちゃう?
→ それ、因果関係じゃないかも。
単に「AとBが一緒に起きてる」相関関係かもしれないし、別の原因(C)があるかもしれない。自分の経験すら、自分が信じたい事実だけを集める確証バイアスの罠がある。個人の体験は「証拠」じゃないんだよ。
🔥 対策: 「時間順序」と「他の可能性」、そして「検証する比較条件があるか」を疑うクセをつけよう。
3. 「絶対に正しい」は科学じゃない
自分の意見や理論を「どんな結果が出てもブレない」って守りに入ってない?
→ それ、一番ヤバい考え方。
本当に強い思考法、つまり科学的思考は、「もし間違っていたら、こういう結果が出るはず」という外れライン(反証可能性)を先に引くんだ。
「絶対に当たる理論」は、逆に進歩しないエンジン停止状態。
🔥 対策: 主張に出会ったら、「どんな観察が出たら、この主張は外れ扱いになる?」と自分に問い直そう。自分の考えの「誤りを見つけられる構造」を重視するのが、本当に賢い人の態度だよ。
💡 まとめ:思考力ガチ勢になろう
思考の改善は、「速く正解を出すこと」じゃなくて、「すぐに答えを出さない勇気」を持つこと。
このドリルは、あなたの頭の中の「思考のクセ(スキーマやバイアス)」を見える化してくれる。
自分の間違い方を観察できるようになるのが、思考力改善への最短ルート!
「ちゃんと考える」って、超楽しい知的筋トレだよ。
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(情報元: 植原亮『思考力改善ドリル: 批判的思考から科学的思考へ』読書ノート)