◎◎◎がしゃべっとる世界で、こっちの頭がおかしくなる
読んでいて、一番最初に壊されるのは自分の「語り」感覚だ。
出典/セイスケくん:
https://note.com/futen_seisuke/n/n2d475886ebfa?app_launch=false
「小生は〜」「当個体は〜」みたいな、5ちゃんの古いスレと学会発表の悪魔合体みたいな文体で、延々としゃべってくる「私」。
誰やねんお前、と思って読んでたら、はい出ました。
語り手=ヒトのオス個体に宿る「生殖器/生殖本能」
つまりこの物語、ゲイの会社員・尚成の“チ〇コ視点”で語られるわけです。この時点で「もう無理」となるか、「そこまでやるか」とニヤつくかで、
この本との相性がだいたい決まる。