#145詩吟による耳できく短歌 藤原定家(ふじわらのていか)
よしさらば四方(よも)の木枯らし吹きはらへ
一葉(ひとは)くもらぬ月をだに見む
意味)よしそれでは四方からの木枯らしよ、吹き払ってくれ、そうしたら一枚の葉も隠さない、澄み切った満月を眺める事ができるだろう。
東京地方では11月3日に今年の木枯らし一号が、吹いたとの発表がありました。冬の訪れを告げる風とも言われます木枯らし一号です。
作者の藤原定家(ふじわらのていか)或いはふじわらのさだいえとも言われますが、平安時代末期から、鎌倉時代初期にかけての公家であり、歌人です。
皆さま良くご存じの小倉百人一首の選定者です。