【夜のアイデア】本能を揺さぶる!動物性香料の奥深い魅力と、ムスク・シベット・龍涎香の秘密
どうも、バリバリのよっしーです。今、夜中にふとアイデアが湧いてきたので、急いでこれを書き留めています。最近、動物性香料が再び注目されていますが、私はこの動物性香料に触れて、もう10年ほどになります [1]。
この経験の中で、ずっと感じてきたことがあります。それは、植物のアロマテラピーの世界に動物性香料が加わると、全く別次元のものになる、ということです 。
これは、食の世界で例えるなら、現在の主流がマクロビオティックだとすれば、動物性香料は「雑食もいいんじゃないですか?」という、深い部分への提案なんです 。動物性香料は、植物の香りではアクセスしきれない、人間のエネルギーのさらに奥深く、より本質的な部分にまでアクセスしてくれる力を持っているからです 。
## 動物性香料は「世界が一つだ科学」の知恵
近代科学が生まれる以前、ノストラダムスの時代よりもさらに前の世界では、私たちが「世界が一つだ科学」と呼ぶような、全体的な捉え方をする科学(現代の代替医療にも通じるような考え方)がありました 。当時の人々は、ムスクやシベットといった動物性香料のそれぞれの違いを非常に細かく感じ取っていて、それをしっかりと分類し、記録に残してくれていたのです 。
なぜそんなに深い理解があったのか。それは、動物性香料が、単なる「良い香り」というレベルを超えて、人間の深いエネルギー構造に働きかける力を持っているからです 。
## ムスクとシベットの出会いと感覚のズレ
私が改めてこの動物性香料の奥深さを探求し始めたきっかけは、瞑想仲間のディーパちゃんが「金運の香り」を開発していた時のエピソードです。
「金運の香り」は、豊かさの循環を意識したブレンドで、ここには龍涎香(アンバーグリス)も使われており、それは緩めやクリアリングの効果を持っています。この金運の香りには、鹿の香料であるムスクも入っています 。
その派生として、彼女が試していたのが、猫科の動物の香料であるシベット(霊猫香)でした 。シベットの香りを嗅いだ時、彼女は「にゃんにゃんとなる」と表現するほど、女性的で、非常に柔らかい感覚が引き出されたのです。彼女自身もその香りをとても気に入りました 。
実は、書物や一般的な情報では、ムスクとシベットは同じような効果を持つと記されていることが多いのです 。特にムスクはワシントン条約で輸出入が禁止されているため、同じような効果を持つシベットがムスクの代用として使われる、というような記述も見られます 。
しかし、私は以前から、体感としてムスクとシベットの香りには明確な感覚の違いがあると感じていました。そして今回、彼女の反応や周りの人々の反応を見て、やはりこの二つは「違うものだ」という確信を深めました 。
## 古文書が明かす、本能・活力・魂へのアクセス
そこで古文書を読み解いてみたところ、やはりシベットとムスクには違う部分があることが判明しました 。これは、近代科学以前の人々が感じ取っていた精緻な感覚そのものだったのです 。
動物性香料がアクセスする人間のエネルギーの深さは、主に三つに分類されていました 。
### 1. シベット(本能と生存の香り)
シベットは。本能や、生存に関わる部分に強く働きかけます 。中世の記述では「本能に働きかける」とされています 。嗅いだ感覚としては、少し欲的で、生々しさがあり、力強い印象があります 。
### 2. ムスク(生命の火の香り)
ムスクは、心臓の部分を中心とする、生命の火、つまり活力のようなエネルギーに働きかけます 。中世の記述では「生命の火を力づける」と表現されています 。シベットと比べると、ムスクはより高貴で、生々しさとは異なる、純粋なエネルギーの周波数を持っていると感じられます 。
### 3. 龍涎香(魂の中心の香り)
そして、龍涎香(アンバーグリス)は、これら二つの動物性香料とは全く別の軸で、**魂の中心という非常に深い部分**に唯一働きかけることができる香りだとされています 。
私は以前から、龍涎香には「地獄の底でついた傷から生まれた鎧」というメタファーがあると考えていました 。これは、人間の魂の最も最初の層にまとうような、根本的な構造、すなわち現世の傷から生まれた鎧に対して、龍涎香が働きかけることができるのではないか、という仮説を立てていたのですが、古の知恵もまた、この龍涎香を「魂の深い部分」にアクセスする香りとして捉えていたのです 。昔の人が言っていたことと、現在の私の体感や仮説が、完全に一致していることに驚きを感じています 。
## 体感で学ぶ錬金術的体験
このムスクとシベット、そして龍涎香を含む動物性香料の、エネルギー感の具体的な違いを、多くの人に体感してもらいたいと考えています 。
現在、同じ「豊かさの循環」をテーマにしながらも、ムスクを入れた「金運の香り」と、シベットを入れた「キスの香り」(仮称)といった香りを創ることを考えています 。
昔の人が細かく分類していたエネルギー感の違いが、実際に私たちの体や心にどう作用するのか 。そうした違いを、頭で考えるのではなく、香りを嗅ぐだけで体レベルで受け取れるような、錬金術的な学びの起こる体験を提供できたら、これほど面白いことはありません 。
これはまだ第一段階ですが、動物性香料が持つ深いエネルギーと、古代から伝わる知恵を組み合わせることで、私たちの本能や魂に響く新しい世界が開ける予感がしています。