”モーフィアス”とは、
映画「マトリックス」に出てくる最重要キャラクターのひとり。
深い信念を持ち、主人公の“導き手”となる人物だ。
僕が何度も取り上げている本
「人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である」
著者の樋口耕太郎さんに直接会って話し合う機会を頂けた。
その体験で残り続けているものがある。
正直ほんとうに言葉にならない。
あの体験を要約して言語にすると
非常に薄っぺらいものになってしまう。
それでも、振り返り、言葉にしておきたい。
この本に「なぜ、こんなにもインパクトがあるのか?」
今回、お会いして話を聴く中で、わかってきたのは、
実に20年以上の試行錯誤が結実しているものだからだということ。
この本はそもそも、樋口さんがやっていた
「愛と経済」をテーマにした「次世代金融講座」がバックボーンにある。
9年もの歳月をかけて35回も開催されてきたもので、
始めた当初の頃の講座内容と終盤の頃の内容を見ると、
改善をし続けたものであることが想像に固くない。
学びの場を開催してフィードバックを反映し深め続けた実践知。
この本は、それを結晶化したものだ。
どうして自分がこの本に衝撃を受けているのかに合点がいった。
そういう歳月を経て蓄積されて濾過されて純度を増してきたものが
この本なんだと。
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この本のテーマ「愛と経済」
ここに心震え続ける自分がいる。
最も身近な自分自身や大切な人との間にある”愛”
暮らす中での土台となっている仕組み”経済”
この本は、その両方、ミクロとマクロが含まれている。
僕の人生の中で、
ずっと抱えてきたモヤモヤがあったのだと思う。
よりよく生きるために、大切なのは自分自身
「すべては内側から始まる」ことでしかない。
同時に、これを探求すればするほど、
社会という仕組みや構造からは離れがちになる。
自分自身の内側を探求するのに、
社会(外側)に意識を向けることは煩わしさでしかない。
内側をやればやるほど、
外側/社会の仕組み、経済やお金に関わりたくなくなる。
でも、ほんとうは本能的に直感的に知っている
外側を脇に置いても、ほんとうの心の平和は生まれないことを。
生きていると、どちらかに偏りがちになる。
内側なのか。外側なのか。
「より良い社会を創っていく」こと
「自分自身を満たして生きていく」こと
両極がちゃんとつながっている。
両方を視座に入れながら学びを扱える人は稀有だと思う。
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この本の第二面(二章)のタイトルは「マトリックス」
金融の専門家である樋口さんは、
僕らが土台にして生きている資本主義(株主資本/金融資本)の構造と真実を伝えている。
だから、ある種の劇薬。
真面目に仕事やビジネスをやっている人であればあるほど、読んだら心を揺さぶられるはず。
だから僕は、樋口さんはモーフィアスだと思った。
この本は、あの赤いカプセルで、真実を知りたいかを問うてくる。
同時に、樋口さんと会って感じたのは、
一人ひとりへの尊重、自立をほんとうに大事にしている。
だからネオではない。
樋口さんはモーフィアスで、
「あなたが、自分自身の主人公であり救世主(ネオ)だよね」と、
投げかけてくれている気がしてならない。
とても抽象的な例えになってしまったが、
これは本を読んだ人なら、わかるんじゃないかと思う。
強烈な本、愛に満ちた本。
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今、僕自身が情熱を抱いているのは、
この本を真ん中に置いて学び合う場「勉強会」
その学びの出口として、
「実際に樋口耕太郎さんに会いに行く場」
これを願っている自分がいる。
これこそが、僕自身の「ご縁と流れ」だと確信していて、
内側の喜びが震えている感覚がある。
これを聴いて、あなたの中に何が響きましたか?
自分自身を探求する機会になれば幸いです。
そして、
「この本を真ん中に置いて学び合いたい」
そんな人は声をかけてください。共に場を囲みましょう。
<Link>
樋口耕太郎さん著書
『人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である』
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FFG6BTRC/