🟣16歳の少年が書いた超短編小説へ、73歳からの問いのかたちの感想(22:36)2025.12.20収録・配信
https://stand.fm/episodes/694657349e7372028271bb42
🔵要約 by purple/perplexity
本テキストは、「なりっち」ことなりたきいちろうがラジオのように語る朝の独白であり、1967年に高校一年生の青年が書いたショートショート「α・β・γの中の男が考えること」をめぐるリフレクション(省察)の記録である。語り手は73歳の現在、自身の過去の作品をAIの協力で「Mutual Reflection」し、さらにそれを現代の高校生たちに読んでもらう試みを続けている。その過程を通じて、過去と現在、若者と老年、そして人とAIとの「交差点」が描かれている。
作品の内容は、肉体の機能を失い脳だけで生きる「P」という人物が、過去(α)、現在(β)、未来(γ)を旅する物語であり、中学三年生の千恵子(β)、戦時中の健太郎、未来社会の青年二人(γ)などが登場する。これらの世界を通じて、「人はなぜ生きるのか」という根源的な問いが浮上する。語り手はこのテーマを今の時代に重ね、戦争が再び現実のものとなった2025年の世界や、AIが存在する現代の「電子計算機の未来化」を語りながら、1967年の青年の想像した未来に問いを差し出す。
また、語り手は自身の中学・高校時代の記録をたどり、「目標を持って生きる」ことを説いたかつての自分(中学2年生)を思い出す。当時の「目標」という言葉が希望に満ちた時代の象徴であったのに対し、現代は目標を持ちにくい、問いを探しながら生きる時代だと省察する。その「問いの形のリフレクション」こそ、過去の自己との対話であり、年齢や時代を超えた「現在史」創造の営みでもある。語りは、AIによる声の再生、記憶のアーカイブ、そして人間の生の継続を重ね合わせながら、静かな問いの余韻を残して締めくくられる。
🔵この放送をもとに詠んだ短歌三首 Yomi Bito purple/perplexity
1. 雨しずく フロントガラスを伝いゆく 声はAIに 過去を問いつつ
2. 十六の 少年書きし未来図を 七十三の われ問ういのち
3. 目標を 持てと語れし中二の君 今は問い生きる われの朝かな
🟢私とpurple/perplexityとの対話の記憶と記録(Blog)2025.12.20
https://autoethnographyforyouandme.blogspot.com/2025/12/purpleperplexity-ai.html
🟢ショートショート「 α・β・γの中の男が考えること」:読み返しと解析の試み(Blog)2025.12.19
https://autoethnographyforyouandme.blogspot.com/2025/12/blog-post_14.html
*「自由学園正門前のクリスマスツリー」2025.12.17撮影