【今週の興味シンシン医療ニュース】
・カエル🐸の腸内細菌でマウス🐭のがんを退治
・「潜在ケアマネ」12.5万人の衝撃!
・塩野義が超巨額3900億円買収
・医師34万7千人で過去最多も‥
https://note.com/naikaitakeo/n/nc96e7c50d7cb
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけお氏による「たけおの内科クリニック・心と体の診療所」のラジオ番組より、2024年12月第4週の注目医療ニュースの要約です。
今回の放送では、診療報酬改定の話題が世間を賑わす中、あえてそれ以外の重要な4つのニュースが取り上げられました。
**1. カエルの腸内細菌ががんを抑制・消失させる可能性**
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と国立がん研究センターなどの共同研究チームが、カエルの腸内細菌から強力な抗がん作用を持つ菌(エビネラ・アメリカーナ等)を発見しました。マウス実験ではがん組織が完全に消失する効果も確認されており、既存のがん免疫療法の効果を劇的に高める可能性があります。実用化にはまだ10年以上の歳月を要すると見られますが、偶然の発見が医療を大きく変える「ペニシリン」のような画期的な新薬開発への第一歩として期待されています。
**2. 「潜在ケアマネジャー」12.5万人の衝撃**
共同通信の調査により、ケアマネジャーの有効資格を持つ人の約4割(推計12.5万人)が実務に従事していない実態が明らかになりました。背景には、低賃金や過酷な勤務環境に加え、ケアマネ特有の「更新制」とそれに伴う「法定研修」の負担があります。医師や看護師などの医療資格は一度取得すれば一生有効ですが、ケアマネは数年ごとの更新が義務付けられており、これが就業のハードルとなっています。今後の介護需要増に対し、担い手不足は極めて深刻な課題です。
**3. 塩野義製薬による3900億円の巨額買収**
塩野義製薬が、田辺ファーマ(旧・田辺三菱製薬)からALS(筋萎縮性側索硬化症)治療薬「ラジカバ」事業を約3900億円で買収すると発表しました。ラジカバは年間売上高1000億円を超える「ブロックバスター」であり、米国でも高い売上を誇ります。感染症領域に強みを持つ塩野義が、希少疾患領域への進出と収益基盤の強化を狙った戦略的な動きとして注目されます。
**4. 医師数が過去最多を更新するも、根深い「偏在」問題**
厚生労働省の統計(2022年末時点)で、医師数が約34.8万人に達し、過去最多を更新しました。しかし、内訳を見ると小児科が増加する一方で産婦人科が減少するなど、診療科による偏りが鮮明になっています。また、地域間の医師不足も解消されておらず、単純な「医師の総数」だけでは測れない、医療提供体制のミスマッチが浮き彫りとなっています。
たけお氏は、最新技術の進歩に期待を寄せる一方で、ケアマネジャーの制度設計や医師の配置問題など、医療・介護の現場が抱える構造的な課題解決の必要性を強調し、番組を締めくくりました。