さあ、綺麗さっぱり散ってもらいます🌸
女は、一体何者だったのでしょうか?
男も、結局何者だったのでしょうか?
2人のために、人生を狂わされた人達をどう考えれば良いのでしょうか?
私たちは、本当に存在しているのでしょうか?
この話を知って以来、ひそひそと花が散る下に佇むと、いつの間にか自分が消えているのではないか…そんな幻想が脳裏によぎるようになりました。
春は、明るくて楽しげだけど、春愁という言葉もあるように、何かとしんどい季節。
この物語は、そういう気分に寄り添ってくれると一瞬見せかけた後、ぶっちぎってダークな世界に浸らせ、何だかよく分からない内に美しいけど怖いような悲しいような世界にバーっと塗り替えていく。呆然と桜の下に佇むような読後感を私は味わっています。
#朗読 #青空文庫 #坂口安吾