韓国語で“好き”を聞く、のだっちの韓国語だけラジオ。
今回のゲストは、映像翻訳家の薛順子(ソル・スンジャ)さんです。
映像翻訳家という仕事には、どんなやりがいや苦労があるのでしょうか?
・映像翻訳家になったきっかけ
・字幕翻訳のやりがいと苦労
・忘れられない作品
・これから挑戦してみたいこと
について、お話を伺いました。
「ぴったりの日本語が見つからないときは、仕事を辞めようかと思うこともある」
そんな翻訳家ならではの苦労や、言葉への思いも聞くことができます。
韓ドラ好きの方、韓国語学習中の方、翻訳の仕事に興味がある方はぜひお聞きください。
下記に全訳も載せておきます♪
ゲスト 薛順子さん(映像翻訳家)
聞き手 野田智代(韓流自分史プロデューサー)
【映像翻訳を目指したきっかけ】
◆結婚後、4年間は専業主婦として過ごしていました。
子どももいましたが、退屈な毎日だったので、ふと、韓国語能力試験を受けてみたんです。
そのことをSNSに投稿したところ、友人から連絡が来ました。
その友人がちょうど映像翻訳の勉強をしていて、
「あなたもやってみたら?」
と勧めてくれたんです。
実は私は子どもの頃から文章を書くことが好きでした。友人の話を聞いて、自分が好きだったことを思い出したんですね。
そんなことがきっかけで勉強を始め、翻訳家として仕事をするようになりました。
気がつけば、もう9年になります。
【この仕事のやりがいと大変なこと】
仕事ですから、やりがいは感じますが、いつも楽しいわけではありません。
映像翻訳は、作品を人々に届ける仕事だと思っています。
ぴったりの言葉や表現を見つけられたときには、大きなやりがいを感じます。
一方で、字幕翻訳には文字数制限があり、表記にもさまざまなルールがあります。
限られた条件の中で字幕を作らなければならないので難しいことも多いですし、日本語にはない韓国語特有の表現もたくさんあります。
どうしてもぴったりの訳が思い浮かばないときは、
「もう、この仕事を辞めたほうがいいのかな」
と思うほど深く悩むこともあります。
でも、まだ辞めていません(笑)。
【特に印象に残っている作品】
以前、あるイルイルドラマ(30分尺の長編ドラマ)を担当したことがあるのですが、それが一番印象に残っています。
連続ドラマは話数が長いので、それまであまり見たことがなかったのですが、実際に見てみたら、とても面白かったんです。
とにかく主人公の女性が、「やってはいけないこと」ばかりするんですね。
ドラマを見ていると分かるじゃないですか。
「あの人は危険だ」
「今その車に乗っちゃだめ」
「その電話に出ないで」
そんなふうに視聴者が思うことを、一つひとつ全部やっちゃうんです。
見ていて本当にもどかしかったんですが、
「ああ、みんなこういう面白さで見ているんだな」
と思いました。
翻訳は大変でしたが、私自身も楽しく見ることができました。
【これから挑戦したいこと】
これからも韓国語の勉強を続けて、韓国という国をもっと深く知りたいと思っています。
そして、子どもの頃から本が好きだったので、いつか文学翻訳も勉強してみたいです。
以前、ミュージカル翻訳をしたことがあるのですが、それがとても楽しくて、演劇の台本翻訳にも興味があります。
夢は大きく持てと言いますよね。
これからも翻訳家として頑張っていきたいと思います。
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