月曜日にお届けした半導体トレンドの熱狂と、その裏でささやかれるAIエコシステムの「内輪の資金循環」という気がかりな歪み。
一見、現代のハイテクバブルが生んだ洗練された最新の金融スキームに見えますが、歴史を振り返ると、今から約300年前によく似た構造で国中を狂乱に巻き込み、大崩壊した伝説の事件がありました。
1720年のイギリスで起きた「サウスシー・バブル(南海泡沫事件)」です。
「金銀が眠っている南米貿易の独占権」という実態のない最強のストーリーを盾に、株価は一気に10倍へ。あの万有引力を発見した天才科学者アイザック・ニュートンすらもドミノ倒しに巻き込まれ、全財産を失ったとされる世紀の大暴落。
バブルを限界まで延命させたのは、南海会社が作った「自社の株を担保に、会社が金を貸し付け、さらに自社株を買わせる」という、内輪のレンディングシステムでした。
身内でお金を回し合う永久機関の光と、それが逆回転を始めた時の当然とも言える冷徹な結末。400年前の歴史の韻は、現代の半導体・AI相場へどんな強烈なメッセージを投げかけているのか考えます。
▼ 今回の視点:
・天才ニュートンも全財産を喪失。「人々の狂気」が生んだ南海泡沫事件
・「南米貿易の独占権」という、実態なき最強のストーリーの罠
・バブルを延命させたイノベーション:自社株購入のための内輪のレンディング
・身内のキャッチボールで吊り上がった株価が、逆回転を始めるトリガー
・現代のAIエコシステムと地続きの構造から学ぶ、投資家のディフェンスライン
🎙 皆さんは、眩しいトレンドの裏にある「資金の回り方」に疑問を持ったことはありますか?
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