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【議論版】文化体験の越境設計 ──ICHIGOを生んだ、近本氏の問いの置き場所

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なぜ、ICHIGOは 単なる日本のお菓子のサブスクではなく、 「日本文化に触れる体験」を世界に届けるサービスになったのか。 なぜ、近本あゆみ氏は “お菓子を海外に売る”のではなく、 “世界の生活者が日本に毎月出会う経路”に注目したのか。 今回の勝手に戦略コラムでは、 ICHIGO・近本あゆみ氏の事業を、 越境ECやサブスクの成功事例ではなく、 「文化体験の越境設計」という視点から読み解きます。 元記事: 日本のお菓子を、世界のポストに届ける──ICHIGO・近本あゆみ氏が生んだ、文化体験の越境設計 https://note.com/biz_designer369/n/ne1053c692eee 日本のお菓子は、昔からありました。 コンビニに並ぶスナック。 季節限定のキットカット。 地域にしかない銘菓。 うまい棒。都こんぶ。 日本人にとっては、日常にあるものです。 でも、海外の人にとっては違う。 知らない味。 読めない文字。 見たことのないパッケージ。 日本らしい季節感。 地域や文化の断片。 同じお菓子でも、 届ける相手と文脈が変わると、 それは単なる消費財ではなく、 「文化体験」になる。 一般的には、ICHIGOはこう説明されます。 日本のお菓子サブスクが当たった。 越境ECの成長市場を捉えた。 SNSマーケティングがうまかった。 日本ブームに乗った。 もちろん、そう説明することもできます。 でも、それは結果を見てから貼れる説明かもしれません。 今回見たいのは、 その手前にある問いです。 ・なぜ日本のお菓子は、海外で「体験」になるのか ・なぜ単品ECではなく、毎月届く箱だったのか ・なぜTokyoTreatとSakuracoは、異なる日本を届けているのか ・なぜサブスクは、定期課金ではなく関係性の設計になり得るのか ポイントは、 「日本のお菓子をどう売るか」ではなく 「日本文化に触れたいという欲求に、どう継続的な経路を与えるか」 という問いを置いたこと。 TokyoTreatやSakuracoが届けているのは、 商品だけではありません。 箱を開ける時間。 知らない味に出会う驚き。 同封の冊子を読む楽しさ。 季節や地域のテーマを知ること。 写真を撮り、誰かと分け合うこと。 それらすべてを含めて、 ひとつの体験になっている。 お菓子は、文化のメディアになった。 箱は、日本を覗く窓になった。 サブスクは、定期課金を超えた継続的なつながりになった。 これは、越境ECの話だけではありません。 事業とは、 すでに存在している商品を売ることだけではない。 当たり前すぎて価値に見えなくなっているものを、 別の文脈に置き直し、 誰かにとっての体験へ変えること。 その設計思想の話です。 AI時代には、 日本文化の情報はいくらでも手に入ります。 お菓子について調べることもできる。 動画で見ることもできる。 おすすめをAIに聞くこともできる。 けれど── 箱を開ける高揚感。 知らない味を口にする驚き。 何が届くかわからない楽しさ。 誰かが選んでくれたものを受け取る感覚。 それは、情報だけでは代替できません。 だからこそ、 編集された体験の価値は上がっていく。 今回のラジオが、 商品をどう売るかではなく、 もう一度 「自分たちの当たり前は、誰かにとっての文化体験にならないか」 を考えるための 静かな起点になれば幸いです。 ★ハッシュタグ #勝手に戦略コラム #裏戦略ノオト #文化体験の越境設計 #ICHIGO #近本あゆみ #TokyoTreat #Sakuraco #日本のお菓子 #越境EC #サブスク #文化のメディア #問いの反転 #問いの置き場所 #市場設計 #流動性設計 #ビジネスデザイン #問いで読み解く #比較不能化 #戦略の起点 #事業構想
7月21日
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