今週最後の振り返りとして、トップとしての「立ち振る舞い」と、組織に「数字」を求めた先で直面する深遠なジレンマについてお話しします。
関連施設のスタッフから相談を受けた際、私はあえて現場に直接介入せず、現地の責任者に情報を集約させる決断をしました。前任のトップのように末端に直接いい顔をすれば好感度は上がりますが、それは中間管理職の権限を奪い、組織のコミュニケーションエラーを引き起こす引き金になるからです。
また、今日半年ぶりに重症患者の臨床に触れたことで、現場が「効率化」の波に飲まれ、フレッシュな緊張感を失って「流れ作業」に陥っている現実に気づきました。「数字、数字」と言い続けてきた私自身の資本主義的なアプローチを振り返りつつ、今、医療・介護の組織が守るべき「定量化できないクオリティ」の本質に迫ります。
前任上司の「直間介入」が中間管理職の居場所を奪っていたというバグ
トップ自身の「好感度」をあえて捨て、現地の責任者に信頼を委ねる理由
半年ぶりの臨床で再確認した、現場の大変さと「麻痺していく緊張感」
「効率化・数字」の徹底の後にリーダーが仕掛けるべき、定性的価値のリカバリー戦略
数字を追うドライさと、医療の本質を守るウェットさ。その両輪を乗りこなすためのリアルなマネジメント論をお届けします。
今日のご質問:
「あなたは現場の末端に好かれたいがあまり、中間管理職の頭越しに指示を出していませんか? また、数字を追い求めた結果、現場から失われてしまった『定性的な価値』はありますか?」