第2回のテーマは、「なぜ私たちは、大切な話ほど後回しにしてしまうのか」。
エンディングノートや終活に関心はあっても、「まだ元気だから」「もう少し年齢を重ねてから」と、なかなか行動に移せない方は少なくありません。
私たちは普段、明日も今日と同じようにやってくると、無意識のうちに信じています。
しかし中下麻衣は、病気との闘いの中で突然心肺停止となり、何も伝えられないまま意識を失った経験があります。
その経験から語られるのは、未来への備えは、不安になるためのものではないということ。
エンディングノートは、亡くなった後の手続きだけを記すものではありません。
自分が何を大切にしているのか。
医療や介護について、どのような希望を持っているのか。
大切な人に、何を伝えておきたいのか。
自分の思いや情報を整理し、家族との会話を生み出すための道具でもあります。
一方で、延命治療や財産、介護などの項目を目にすると、重く感じて手が止まってしまうこともあります。
けれど、最初からすべてを完璧に書く必要はありません。
自分が書きたいと思った項目から始める。
今の素直な気持ちを一つだけ残してみる。
一度書いて終わりではなく、人生の変化に合わせて見直していく。
それだけでも、未来支度の第一歩になります。
今回の放送では、家族同士だからこそ、終活やもしもの話を切り出しにくい理由についても考えます。
親に「終活を始めて」と伝えるのではなく、若い世代から「私はこんなことを考えている」「エンディングノートを書き始めた」と伝えてみる。
子どもや若い世代が先に始めることで、終活が高齢者だけのものではなく、家族みんなで未来を考えるきっかけに変わっていきます。
未来支度は、死に向かうための準備ではありません。
自分がこれからどのように生きたいのかを考え、大切な人と安心して今を生きるための未来への自己投資です。
今回の問いは、
「あなたが後回しにしている大切な話は何ですか?」
親に聞いておきたいこと。
子どもに伝えたいこと。
パートナーと話しておきたいこと。
自分自身で整理しておきたいこと。
大げさな話でなくても構いません。
まずは一つ、思い浮かべるところから始めてみませんか?
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