日本講演新聞に掲載された記事を、プロのパーソナリティにより心を込めて朗読しています。
朗読:林カオリ
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日本講演新聞3131号(2026/08/24)
【社説】「コンプライアンスは倫理を失っていないか」
中部支局長 山本孝弘
近年、「コンプライアンス違反」という言葉が頻繁に聞かれるようになった。
先日、街なかのゴミ拾い活動をしている時、目の前のゴミが風で他人の敷地の中に飛んでいった。二、三歩入って拾おうとしたところ、「コンプライアンス上、やめたほうがよくないですか?」と仲間から言われた。理由を尋ねると、「批判されるかもしれないから」という返事だった。「やめるのが正しい」ではなく、「やめておけば批判されない」という空気が今の世の中に広がっているのではないかと感じていたが、改めてそれを実感した。
本来、コンプライアンスとは法令や社会的責任を守ることである。もちろん、社会の信頼を損なわないための努力は欠かせない。とはいえ、もし「批判されないこと」が
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