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認知科学の進化と「相手の世界」を見る力

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1.認知科学の歴史 ・1979年米国認知科学会Cognitive Science Society が設立された際、 認知科学は「人工知能、心理学、及び言語学の学際的領域」と定義された ・初期の主要な関心事は、初回大会のテーマ「知識、内部および論理表現、記号情報処理、機能主義」に見るように情報科学的話題が多かった。 ・やがて、実体 としての生物学的脳やヒトの経験・知識の蓄積が認知機能に欠かせないことが重要視されるようになった。 現在、各国の認知科学研 究には、情報科学・心理学・言語・ 神経科学・哲学・教育・社会学・ 人類学などの分野から研究者が参加している。 2.学際的である認知科学 ・様々な国で、認知科学会は成立当初から学際的(multidisciplinary)と定義され、現在でも重要視している。 ・認知科学が未だに学際的領域だと云う根拠は、構成する専門分野が経時的に変化し、教育・研究機関を通じて、他分野からの人の流入が起こっている為、 各専門分野の方法論や専門的知識 の貢献度や影響も変化し、認知科学界から出される学問的成果の内容にも変化がある。 ・認知科学領域の研究者数では、心理学と情報科学の二分野が過半数を占めている。各国で、 情報科学者は減少傾向にあり、心理学及び言語学分野が増加する傾向にある。 心理学者と情報科学者の割合は、それぞれ33%と 41%(1977~1981)、48%と21% (1996 ~ 1997 年)、65%と18%(2002年)雑誌Cognitive Science に掲載された論文の筆頭著者の所 属機関で見ると、となっている 3.認知科学の方法論的 ・長年人間の認知を コンピュータの働きになぞらえて 解析する情報処理論的手法が主流 であったが、認知活動の状況依存性を強調する状況論や社会や文化 の視点を取り入れた社会文化的アプローチの台頭に伴い、10年程前 から現場のデータに基づいた記述 的手法も増加。 ・神経科学分野からの参加人員の増加と相関して、近年は脳の活動の指標も積極的に取り入れられるようになってきている。 ・それに伴い、個人の思考・推論・記憶などの過程が主要な課題であったが、近年、対人認識や、集団における協同の認知・思考過程に関する研究が増加。 ・研究成果の社会への応用性が要求されるようになっている。 ・論文審査には分野の異なる複数の研究者が当り、伝統的専門分野内の学術的興味に終始した内容を回避し、他分野や社会に対して説明可能性のある論文を選択することが心がけられている。 【参考文献】 石井(2004)心の科学としての認知科学,科学技術動向 2004年7月号 #認知科学 #心理学 #コンピューター #AI #認知行動療法
9月4日
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