なんてことない話を、ただ聞いてもらえた。
それだけで救われていた日が、私にはありました。
Instagramで流れてきた漫画を見て、ハッとしました。
子どもの頃、母は私のなんてことない話を聞いてくれていたなぁ、と。
今、両親は87歳と85歳。二人暮らしです。
どちらも足が少し不自由で、行動範囲は狭くなりましたが、なんとか二人で暮らしてくれています。
月に1回ほど実家へ帰ると、両親が、わざわざ連絡するほどでもないけれど、会ったら話したかったことを、あれこれ聞かせてくれます。
嬉しかったこと、ちょっと嫌だったこと、家の中の気になること。
顔を見て、その場の様子を感じながら聞くと、「そういうことか」とわかることもあります。
思い返せば、私にも、なんてことない会話に飢えていた時期がありました。
親も親戚もいない土地での、子育てのスタート。
あまりにも人と話す機会がなくて、口が退化してしまうんじゃないかと思ったほどです(笑)
まだ首も座らない子どもを横抱きにして、毎朝、近所の幼稚園バスの送迎場所へ。
お母さんたちのおしゃべりの輪に入れてもらっていました。
換気扇のフィルターを交換しに来てくださる方との、ちょっとした会話も嬉しかったなぁ。
今は、掃除家事代行の仕事で、お客様のお宅を訪問する立場です。
「こんなに話しかけたら、お仕事がはかどらないわよね」
そう言って一度離れても、また話しかけに来てくださる方がいます。
仕事をやりきれる範囲ではありますが、そんな時間も大切にしたいと思っています。
元気で自由に動けるときは、何気なく交わしている雑談。
でも、出かけられなかったり、人と会う機会が減ったりすると、一日の中で心が動く出来事は、そのちょっとしたやり取りだったりします。
大したことのない話を、しっかり受け取ってもらえた。
誰かのちょっとした話を、丁寧に受け止めた。
その小さなやり取りが、人が健やかに暮らしていく土台になっているのかもしれません。
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Instagramに流れてきた漫画はこちらです。
https://www.instagram.com/p/Deoh-LjEjM8/?rpxt=MW93bzJtdGx2cWJqZg==