「日本語を育てる絵本ラジオ」の第4回目は、『だるまちゃんとてんぐちゃん』です。テーマは「なぜかおもしろい絵本」。私も加古さんの本、大好きなんですけど、そのおもしろさの理由がよくわからないんですね。確かにおもしろいんです。うちの子供たちも好きだし。でも圧倒的な何かがあるわけでもないと。その辺りのことを以前Clubhouseであーでもない、こーでもないと語ったんですね。それを録音したものが残ってて改めて聴いたんですけど、これがムチャクチャ面白いんですよ。自分で言うのもあれなんですが。
なのでその録音したものを2回に分けてまずお届けすることにしました。今回はその前半です。ぜひお楽しみください。
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▼日本語を育てる絵本コラム▼
『だるまちゃんとてんぐちゃん』
作/絵:加古里子
福音館書店 1967年
『なぜかおもしろい絵本』
この本の作者は加古里子(かこ・さとし)さんという男性なんですが、正直言って絵はあまりうまくありません。文も『ぐりとぐら』作者の中川李枝子さんのような言葉のセンスを感じさせる文章ではありません。でも、絵本としてはすごくおもしろい。子供たちにも人気がありますし。どうしてなんでしょうか(聞いてどうする)。
ひとつ言えるのは、ストーリーの積み上げ方がうまいということ。加古さんは工学博士でもあるんですが、その理系の脳ミソのせいか、話の展開に非常にメリハリがきいてるんです。サクサクって感じですね。
あと、絵の細部まできっちり描くのもおそらく理系だからでしょう。話の中にいろんな種類の靴や帽子が山のように出てくるんですが、それぞれ丁寧に描いてあります。子供はそういう細部を意外によく見てたりするので、それも人気がある理由のひとつなのかもしれませんね。
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