「日本語を育てる絵本ラジオ」の第7回目は、『だるまちゃんとてんぐちゃん』の最終回になります。本当に今回で最後です。ホントはもっと行けると思うんですが、我慢して今回で終わらせました。全部で4時間近く話してますからねー。でも毎回話す度にいろんな発見があって、ついつい続けちゃってたんですよね。
今回もいろんなこと話してるんですが、メインテーマは作者の加古里子さんの子供たちに対する思いや姿勢についてです。加古さんは子供たちにどうなってほしいと思いながら絵本を描いていたのか。その思いはどういう経験から、どういう考えから、あるいはどういう危機感から来てたのか。みたいなことをあーでもないこーでもないと話してます。
では今回もお楽しみください。
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▼日本語を育てる絵本コラム▼
『だるまちゃんとてんぐちゃん』
作/絵:加古里子
福音館書店 1967年
「なぜかおもしろい絵本」
この本の作者は加古里子(かこ・さとし)さんという男性なんですが、正直言って絵はあまりうまくありません。文も『ぐりとぐら』作者の中川李枝子さんのような言葉のセンスを感じさせる文章ではありません。でも、絵本としてはすごくおもしろい。子供たちにも人気がありますし。どうしてなんでしょうか(聞いてどうする)。
ひとつ言えるのは、ストーリーの積み上げ方がうまいということ。加古さんは工学博士でもあるんですが、その理系の脳ミソのせいか、話の展開に非常にメリハリがきいてるんです。サクサクって感じですね。
あと、絵の細部まできっちり描くのもおそらく理系だからでしょう。話の中にいろんな種類の靴や帽子が山のように出てくるんですが、それぞれ丁寧に描いてあります。子供はそういう細部を意外によく見てたりするので、それも人気がある理由のひとつなのかもしれませんね。
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