「日本語を育てる絵本ラジオ」の第6回目は、またまた『だるまちゃんとてんぐちゃん』です。今回は私たちが勝手にこのラジオの3人目のパーソナリティーだと思ってる福音館書店元会長であり、まあ日本の絵本業界を作った一人とも言える松居直さんの「加古里子」評を中心にお話ししてます。ただいろいろ脱線してますけど。
「だるまちゃん」ついて話すのは今回で3回目ですが、正直な話、まだまだ行けますよね。っていうか、3回ぐらいじゃぜんぜん足りません。そのくらい、著者の加古里子さんには厚みがある。知れば知るほど「この人、すげえわ」と思ってしまいます。なので私たちも徹底的にやります。
では今回もお楽しみください。
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▼日本語を育てる絵本コラム▼
『だるまちゃんとてんぐちゃん』
作/絵:加古里子
福音館書店 1967年
「なぜかおもしろい絵本」
この本の作者は加古里子(かこ・さとし)さんという男性なんですが、正直言って絵はあまりうまくありません。文も『ぐりとぐら』作者の中川李枝子さんのような言葉のセンスを感じさせる文章ではありません。でも、絵本としてはすごくおもしろい。子供たちにも人気がありますし。どうしてなんでしょうか(聞いてどうする)。
ひとつ言えるのは、ストーリーの積み上げ方がうまいということ。加古さんは工学博士でもあるんですが、その理系の脳ミソのせいか、話の展開に非常にメリハリがきいてるんです。サクサクって感じですね。
あと、絵の細部まできっちり描くのもおそらく理系だからでしょう。話の中にいろんな種類の靴や帽子が山のように出てくるんですが、それぞれ丁寧に描いてあります。子供はそういう細部を意外によく見てたりするので、それも人気がある理由のひとつなのかもしれませんね。
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