動画授業 ver.はこちら↓
https://youtu.be/vd4W0VIV_R4
よくある "英語教育特殊詐欺"の手口として、「分詞構文は『時・理由・付帯状況・譲歩・条件』といった条件を表します。でもいちいち細かく意味の違いを覚えたり、訳し分けたりするのは大変だから、とりあえず『〜して』でテキトーに訳して、例外は文脈で判断すればOK!」などと謳い、肝心の「文脈で判断」するための方法には全く触れない…というものがある。
便宜的に「〜して」のように訳してみる、というのは、英語初心者に「わかりやすい」という印象を抱かせるのには都合が良いかもしれないが、そもそも列挙された 5つの分詞構文の解釈は、より典型的なものから非常に限定的なものまで幅があり、同列に扱うべきものではないという真実を隠している(あるいは不勉強で全くそんなことも知らない者が英文法を語っているのかもしれない)。
今回の授業動画では、「〜して」とは訳せない、「譲歩」や「条件」の意味を表す分詞構文を扱い、それらの解釈は限定的であることを示しつつ、それぞれの解釈に必要な特徴を明確に解説しています!
本物の英文法の解説とはこういうものだ。その有様を永遠に語り継ぐと良い…とさ♪
【目次】
0:00 「譲歩」や「条件」の解釈は限定的
0:57 「譲歩」の解釈
3:34 分詞構文が「譲歩」の意味で解釈されるために必要なこと
4:06 「条件」の解釈
6:20 分詞構文が「条件」の意味で解釈されるために必要なこと
7:36 まとめ:分詞構文の意味解釈の階層
【参考文献】
加賀信広 & 大橋一人 [編] (2017)『授業力アップのための一歩進んだ英文法』英語教師力アップシリーズ②, 開拓社.
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Talmy, L. (2000) Toward a Cognitive Semantics, Vol. 1: Concept Structuring Systems, MIT Press.
https://amzn.to/44bNxNF
安井稔 & 安井泉 (2022)『英文法総覧 大改訂新版』, 開拓社.
https://amzn.to/3mhZjWK
綿貫陽, 宮川幸久, 須貝猛敏, 高松尚弘, & マーク・ピーターセン (2000) 『 徹底例解ロイヤル英文法』改訂新版, 旺文社.
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