日本の男性もまた、「男だから」「男のくせに」という昔からの風潮や、女性に比べてにコミュニケーションの中で弱音を吐くということも難しく苦戦されておられる方も多いです。
男性は強者と思われがちですが職場や家庭内で
ハラスメントを受けておられる方も少なくないです。なかなか想像し難いかもしれませんが、家庭内で妻から暴行、暴言、無視、人格の否定などを日常的に受けて苦しんでおられる方、職場でお局的な女性上司から虐めを受けて休職等々、様々です。
困りごとを、医療機関でも、行政の相談機関でも吐きすことが出来る方は女性に比べると少ない傾向だという報告もあります。
「男のくせして不甲斐ない」と自分にブレーキをかけてしまうのかもしれません。
ジェンダーの問題は、「女性」vs「男性」ではなくて、異なる性ではあるけれど「人間同士」だよね、ということで、お互いの得意分野で力を貸し合い、苦手なところは助け合う。
甘っちょろい理想論かも知れませんが、少しずつ意識を変えていく中で、自分の周りの困りごとも変えていけるという希望を持っています。
若い世代を見てみると、男女共に随分と意識が変わってきていていいなぁと感じます。
これからの若い世代が元気よく「女」だ「男」だという抑圧を超えていけるように、さて、自分に何かできることはないか?と考えます。