💡本の概要
📖聴く名画
✒佐藤晃子
大塚明夫
🏢サンクチュアリ出版
💭感想
これはとんでもない一冊に出会ってしまいました。
2000円と少々お高めではありますが
その金額が全く気にならない
それ以上の価値が詰め込まれた一冊です。
絵画は難しそうでなかなか興味がわかない。
そもそもどう愉しんでいいのかわからない。
そんな方は、特におすすめです。
大人気声優・大塚明夫さんの声で
作品に込められた思いを聞きながら楽しむ。
今まで全く興味がなかった方も
本書をきっかけに美術館に行きたくなってしまう
そんな可能性を秘めた一冊です。
絵画の歴史に沿った紹介から
同じテーマの比較
有名画家の有名ではない作品紹介など
章ごとでまた違う楽しみ方ができ
コラムでは周辺知識を付けられます。
帯にもあるように
おうちが美術館になります。
子どもから大人まで楽しめる
そんな一冊です。
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📝学んだことメモ
〇何が描いてあるかわからない絵
印象Ⅲ(コンサート)
ヴァリシ―・カンディンスキー 1911年
コンサートで感じた鮮烈な感動、記憶、イメージを
鮮やか色彩で表現している
→抽象絵画の父とも呼ばれる。
何が描いてあるかは本質ではなく
「音楽への感動」が魅力な一枚。ㅤ
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〇圧倒的完成度
牛乳を注ぐ女
ヨハネス・フェルメール 1660年ごろ
一般市民の生活を描いた「風俗画」
その中でも特に完成度の高い一枚。
→X線で解析したところ、もともと背景には
地図や洗濯物かごなどがあった
それを消したことで女性を目立たせている
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〇多くの画家に描かれたユディト
ホロフェルネスの頭部をもつユディト
ルカス・クラーナハ 1530年
→ユディトの美しさが強調されている
ユディトとホロフェルネス
アルテミジア・ジェンティレスキ 1620年
→力強いく臨場感が絵がかれている
→同じ題材でも、画家がどういう人生を
歩んできたかによって大きく印象は異なる
それがまた味わいを深くしている。
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